第4章
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────── 東京 新宿
凛 side
伊「五条さん!!凛さん!!」
貴2「伊地知くん!どうしたのですか?」
伊「いえ、報告が……五条さん、どうされました?」
私と悟の元に、伊地知君が血相を変えて走ってきた。どうやら私と悟に報告があるらしく、急いで来たらしいのだが、悟の反応がどうも素っ気ない。何か考えているのだろうか。だけど、今は……───。
貴2「悟!伊地知くんが報告したい事があるとのことですよ!」
こんなに焦っているのだから何か重要なことが分かったのだろうか。
五「ごめん、凛。なんでもない……どうした?」
伊「(私には……?!)コホンっ。こんな時にとは思いますが、早い方がいいかと……。以前調査を依頼された乙骨くんの件です。」
そう言って伊地知くんは調べあげた憂太くんの情報を、私達に教えてくれた。
貴2「それは……そんなことって……。」
衝撃の内容だった……まさか憂太くんの家系に……。それなら里香ちゃんの事もありえるのかもしれない。悟も何か思うことがあるのだろうか……ずっと黙って伊地知くんの報告を聞いていた。と思ったら急に声を張り上げていた。
五「パンダ!!棘!!」
パ「どうし…… 五「質問禁止!今から二人を呪術高専に送る。」
パ「はぁ!??」
貴2「ちょっと悟?!いきなりどうしたのですか?!?!何故二人を呪術高専に?!?!」
パンダくんと棘くんを高専に送る.......?呪い達が攻めてきているこの時に......?東京と京都の一大事……今は少しでも戦力が欲しいところなのですけどね。
五「夏油は今高専にいる!絶対……多分……間違いない。」
パ「どっちだよ!!!💢」
パンダくんと棘くんの首筋を掴みながら、引きずっていた。そんな確証もない段階では、パンダくんだって怒ってしまうだろう。でも悟の言うことに一理ある。だってさっきから見ているが、夏油くんの仲間の姿らしきは見えるのに、肝心の夏油くん本人が居ない。彼なら仲間だけにやらせてなんてことはしないはず……。京都の方にいる線もあるが、ここは悟の言う通りにした方がいいだろう。
貴2「パンダくん、棘くん。ここに夏油くんが居ない以上、悟の言った高専にいる確率が高いです。」
パ「凛もかよ!!」
五「勘が当たれば、最悪憂太、憐、真希……三人死ぬ!!」
パ/狗「「!!!」」
五「僕もあの異人を片付けたらすぐ行く。三人を守れ……悪いが死守だ!!」
貴2「私もある程度呪いを祓ったらそちらに向かいます。でも無理はせずに……お願いしますね!」
夏油くんがいる可能性が高い以上すぐにでも駆けつけたいが、そうも言ってられない。この数……想像していた以上に多い。新宿の被害もなるべく最小限にしなければならない……。断腸の思いで、高専に二人を送り出すことを決めた。
パ「応!!」狗「しゃけ!!」
二人は悟の術式により、その場から消え去った。
(頼みましたよ……二人とも。)
私と悟は、二人を信じて送り出した。信じてはいるが、やはり不安はつきもの……早く私も向かわなければ。
五「凛……お前も無茶するなよ。悪いけど僕はあの異人を……。」
貴2「大丈夫です!分かってますよ……私だって伊達に呪術師やってないんですから。それに硝子程では無いですが、私だって反転術式使えるんですから!軽い傷ならすぐ直せます。」
五「そうだったね……分かってるけど、心配なんだよ。そう言ってすぐ無茶をするんだから。……俺はお前も絶対死なせないから。」
貴2「悟……。なら早くあの異人さんを片付けてくださいね。私だってそんなに強くないんですから。」
そう……私自身そんなに強い呪術師ではない。憐からはよく褒められるが、同期達の事を考えれば分かるだろう……。あの3人に付いていくのは本当に大変だった。凡人の私は死にものぐるいで追いかけていた。そのせいで、よく無茶をし硝子に怒られていた。そしてあの頃はよく悟にだって、弱い弱いと言われていた。でも……あの頃よりも成長している私は今では、未来の呪術師を育てる教師をしている。
あの子達が頑張っているのに、私が弱音を吐くことは許されない。今やるべき事は一つ……。
貴2「一刻も早く呪いやその他諸々を祓いまくって、あの子達の元に向かいます!」
だから皆、どうか無事でいてください……。私は、あの子達の無事を祈りながら、呪いの群れに飛び込んだ。
五「行っちゃった……。ったく……あれじゃあ僕の話ちゃんと聞いてないだろうな。それに異人を早く片付けてね……か。面倒くさそうな奴ってさっき言ったばかりなのにな〜まぁ凛に言われなくても、すぐやるけどね〜。でもやっぱり奥さんから言われるとその分やる気が上がるね!」
他人ばかり優先して自分の事は後回し……そりゃあね?分かるよ?自分の教え子達を死なせたくないのは僕も同じだからさ。でも凛だって僕にとっては何者にも変えられない……この世で一番大切な人だから、心配もするよね。本人は全然分かってないけど。だからいつも無茶ばかりするアイツを守るために、〝最強〟を目指した節もある。
ミ「アンタノ相手ハ俺ダヨ……特級。」
五「悪いけど……今忙しいんだ。」
だからこそ……オマエに構ってる暇ないんだよね。
凛 side
伊「五条さん!!凛さん!!」
貴2「伊地知くん!どうしたのですか?」
伊「いえ、報告が……五条さん、どうされました?」
私と悟の元に、伊地知君が血相を変えて走ってきた。どうやら私と悟に報告があるらしく、急いで来たらしいのだが、悟の反応がどうも素っ気ない。何か考えているのだろうか。だけど、今は……───。
貴2「悟!伊地知くんが報告したい事があるとのことですよ!」
こんなに焦っているのだから何か重要なことが分かったのだろうか。
五「ごめん、凛。なんでもない……どうした?」
伊「(私には……?!)コホンっ。こんな時にとは思いますが、早い方がいいかと……。以前調査を依頼された乙骨くんの件です。」
そう言って伊地知くんは調べあげた憂太くんの情報を、私達に教えてくれた。
貴2「それは……そんなことって……。」
衝撃の内容だった……まさか憂太くんの家系に……。それなら里香ちゃんの事もありえるのかもしれない。悟も何か思うことがあるのだろうか……ずっと黙って伊地知くんの報告を聞いていた。と思ったら急に声を張り上げていた。
五「パンダ!!棘!!」
パ「どうし…… 五「質問禁止!今から二人を呪術高専に送る。」
パ「はぁ!??」
貴2「ちょっと悟?!いきなりどうしたのですか?!?!何故二人を呪術高専に?!?!」
パンダくんと棘くんを高専に送る.......?呪い達が攻めてきているこの時に......?東京と京都の一大事……今は少しでも戦力が欲しいところなのですけどね。
五「夏油は今高専にいる!絶対……多分……間違いない。」
パ「どっちだよ!!!💢」
パンダくんと棘くんの首筋を掴みながら、引きずっていた。そんな確証もない段階では、パンダくんだって怒ってしまうだろう。でも悟の言うことに一理ある。だってさっきから見ているが、夏油くんの仲間の姿らしきは見えるのに、肝心の夏油くん本人が居ない。彼なら仲間だけにやらせてなんてことはしないはず……。京都の方にいる線もあるが、ここは悟の言う通りにした方がいいだろう。
貴2「パンダくん、棘くん。ここに夏油くんが居ない以上、悟の言った高専にいる確率が高いです。」
パ「凛もかよ!!」
五「勘が当たれば、最悪憂太、憐、真希……三人死ぬ!!」
パ/狗「「!!!」」
五「僕もあの異人を片付けたらすぐ行く。三人を守れ……悪いが死守だ!!」
貴2「私もある程度呪いを祓ったらそちらに向かいます。でも無理はせずに……お願いしますね!」
夏油くんがいる可能性が高い以上すぐにでも駆けつけたいが、そうも言ってられない。この数……想像していた以上に多い。新宿の被害もなるべく最小限にしなければならない……。断腸の思いで、高専に二人を送り出すことを決めた。
パ「応!!」狗「しゃけ!!」
二人は悟の術式により、その場から消え去った。
(頼みましたよ……二人とも。)
私と悟は、二人を信じて送り出した。信じてはいるが、やはり不安はつきもの……早く私も向かわなければ。
五「凛……お前も無茶するなよ。悪いけど僕はあの異人を……。」
貴2「大丈夫です!分かってますよ……私だって伊達に呪術師やってないんですから。それに硝子程では無いですが、私だって反転術式使えるんですから!軽い傷ならすぐ直せます。」
五「そうだったね……分かってるけど、心配なんだよ。そう言ってすぐ無茶をするんだから。……俺はお前も絶対死なせないから。」
貴2「悟……。なら早くあの異人さんを片付けてくださいね。私だってそんなに強くないんですから。」
そう……私自身そんなに強い呪術師ではない。憐からはよく褒められるが、同期達の事を考えれば分かるだろう……。あの3人に付いていくのは本当に大変だった。凡人の私は死にものぐるいで追いかけていた。そのせいで、よく無茶をし硝子に怒られていた。そしてあの頃はよく悟にだって、弱い弱いと言われていた。でも……あの頃よりも成長している私は今では、未来の呪術師を育てる教師をしている。
あの子達が頑張っているのに、私が弱音を吐くことは許されない。今やるべき事は一つ……。
貴2「一刻も早く呪いやその他諸々を祓いまくって、あの子達の元に向かいます!」
だから皆、どうか無事でいてください……。私は、あの子達の無事を祈りながら、呪いの群れに飛び込んだ。
五「行っちゃった……。ったく……あれじゃあ僕の話ちゃんと聞いてないだろうな。それに異人を早く片付けてね……か。面倒くさそうな奴ってさっき言ったばかりなのにな〜まぁ凛に言われなくても、すぐやるけどね〜。でもやっぱり奥さんから言われるとその分やる気が上がるね!」
他人ばかり優先して自分の事は後回し……そりゃあね?分かるよ?自分の教え子達を死なせたくないのは僕も同じだからさ。でも凛だって僕にとっては何者にも変えられない……この世で一番大切な人だから、心配もするよね。本人は全然分かってないけど。だからいつも無茶ばかりするアイツを守るために、〝最強〟を目指した節もある。
ミ「アンタノ相手ハ俺ダヨ……特級。」
五「悪いけど……今忙しいんだ。」
だからこそ……オマエに構ってる暇ないんだよね。