第3章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
乙「……憐ちゃん?」
貴「あっ……ごめん、ぼーっとしてた。他には何か聞きたいことある?」
いけない、いけない。つい自分の思考に潜り込んで憂太を疎かにしていた。そんな憂太から心配そうに名前を呼ばれて、我に返る。まだまだ聞きたそうな憂太に再度何か質問はないか聞いた。
乙「その夏油さんって、憐ちゃんにとって、大切な人だったんだね。」
貴「……うん、そうだね。」
乙「っ!!……。」
貴「……?どうしたの、乙骨くん?」
静かになった空気に、原因を探ろうと憂太の方を見たら、憂太は急に黙り込んで俯いてしまっていた。
(いきなりどうしたんだろう……私、変な事言ってないよね?まさか敵同士なのに、まだ好きなんだとか思われてる??)
可能性について考えていると、黙っていた憂太が、恐る恐る口を開いた。
乙「……昔からというか今でも……憐ちゃんは夏油さんの事が好きだったりする?」
貴「……えっ?!?!」
乙「……ごめん、君の話している姿を見たら本当に良い人で大切な人だったんだろうなって事はよく伝わってきたから……。」
貴「……そうね、本音を言えばすっごく嫌い!って訳では無いの。」
……確かに彼の事を全て憎いかと言えば、そうとは言いきれない。私が甘い性格なのもあるけど、過去に仲良くしてくれた人だからか全部を嫌いになれない。
貴「確かに大切な人ではあった。私は勝手にお兄ちゃんみたいだなって思ってたんだ。でも……。」
でもあの人が、呪詛師になり、私達呪術師の敵である事は変わらないし、大切な友人を侮辱された事は事実。きっと戦う事は避けられなかった筈だ。そう考えると、少し情はあれど、私も呪術師として為すべきことを為す。
貴「あの人は呪術師をやめて、呪詛師となった。そこに、どんな事情があれど呪詛師となれば、呪術を使って、罪もない人達を傷つけている。真希の事もよく知りもしないのに、侮辱された……許されるべきじゃない。」
優しかった過去の夏油さん は居ないのだから……。
乙「ありがとう、話してくれて。疑ってた訳じゃないんだ……僕はただ、今でもその人が憐ちゃんの中にいるとしたら、敵わないなって思っただけで……。」
貴「私の中に居たら、敵わないってどういう事?」
疑われていた訳じゃないなら安心したけど、敵わないって……?? 憂太も強くなったのだから、夏油さんに勝てる確率はじゅうぶんあると思うけど……。
乙「っ!?……ごめん!何でもない!気にしないで!……あはは。」
貴「??」
憂太は凄く焦ってるのか、顔を赤くして手を横にブンブン振っていた。……本当に大丈夫かな。
貴「あっ……ごめん、ぼーっとしてた。他には何か聞きたいことある?」
いけない、いけない。つい自分の思考に潜り込んで憂太を疎かにしていた。そんな憂太から心配そうに名前を呼ばれて、我に返る。まだまだ聞きたそうな憂太に再度何か質問はないか聞いた。
乙「その夏油さんって、憐ちゃんにとって、大切な人だったんだね。」
貴「……うん、そうだね。」
乙「っ!!……。」
貴「……?どうしたの、乙骨くん?」
静かになった空気に、原因を探ろうと憂太の方を見たら、憂太は急に黙り込んで俯いてしまっていた。
(いきなりどうしたんだろう……私、変な事言ってないよね?まさか敵同士なのに、まだ好きなんだとか思われてる??)
可能性について考えていると、黙っていた憂太が、恐る恐る口を開いた。
乙「……昔からというか今でも……憐ちゃんは夏油さんの事が好きだったりする?」
貴「……えっ?!?!」
乙「……ごめん、君の話している姿を見たら本当に良い人で大切な人だったんだろうなって事はよく伝わってきたから……。」
貴「……そうね、本音を言えばすっごく嫌い!って訳では無いの。」
……確かに彼の事を全て憎いかと言えば、そうとは言いきれない。私が甘い性格なのもあるけど、過去に仲良くしてくれた人だからか全部を嫌いになれない。
貴「確かに大切な人ではあった。私は勝手にお兄ちゃんみたいだなって思ってたんだ。でも……。」
でもあの人が、呪詛師になり、私達呪術師の敵である事は変わらないし、大切な友人を侮辱された事は事実。きっと戦う事は避けられなかった筈だ。そう考えると、少し情はあれど、私も呪術師として為すべきことを為す。
貴「あの人は呪術師をやめて、呪詛師となった。そこに、どんな事情があれど呪詛師となれば、呪術を使って、罪もない人達を傷つけている。真希の事もよく知りもしないのに、侮辱された……許されるべきじゃない。」
優しかった過去の
乙「ありがとう、話してくれて。疑ってた訳じゃないんだ……僕はただ、今でもその人が憐ちゃんの中にいるとしたら、敵わないなって思っただけで……。」
貴「私の中に居たら、敵わないってどういう事?」
疑われていた訳じゃないなら安心したけど、敵わないって……?? 憂太も強くなったのだから、夏油さんに勝てる確率はじゅうぶんあると思うけど……。
乙「っ!?……ごめん!何でもない!気にしないで!……あはは。」
貴「??」
憂太は凄く焦ってるのか、顔を赤くして手を横にブンブン振っていた。……本当に大丈夫かな。