第2章
夢小説設定
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五「はーい、集合」パンパン
五条先生が手を叩きながらやってきた。
五「そこの二人は引き続き鍛錬してもらって。」
乙「……💧」
五「棘、ご指名。君に適任の呪いだ。ちゃちゃっと祓っておいで。」
狗「しゃけ。」
乙「ご指名……?」
パ「棘は一年で唯一の二級術師。単独での活動でも許されてんの。」
パンダくんが真希に技をかけられながらも、説明する。なんで説明出来るの?
乙「へぇ〜凄いなぁ。」
真(オマエ特級じゃん。)貴(憂太は特級じゃん。)
里香の等級が特級だものね。まだ馴染みがないのか、憂太は感心したかのように言った。
五「憂太も一緒に行っといで……棘のサポートだ。」
乙「サポート……?」
五「ってよりは見学だね。」
五「呪術は多種多様。術師の数だけ祓い方があるとおもってくれていい。棘の〝呪言〟はそのいい例だ。しっかり勉強しておいで。呪いを解くなら、まずは呪いを知らなきゃね。」
そう言って五条先生は、憂太と狗巻君を連れて任務に向かって行った。私やみんなが教えていた部分だが、聞くのと実際に見るのとでは得られるものが違う。経験することによって、より呪いについてより詳細に分かってくるだろう。まさに百聞は一見にしかずだ。
(……まぁ、狗巻君のサポートなら、憂太も大丈夫よね。)
そう安心していると
貴2「真希ちゃんとパンダくんは悟に言われた通り、二人でそのまま組手をやってくださいね……。
さて、憐は私とやりましょうか。」
貴「……真希もパンダくんも強いけど、姉さんだって強いから自信ないな……。」
姉さんが、私の組手の相手をしてくれる事になった。高専時代、五条先生と同期だったこともあり、五条先生や今はいない夏油さんとよく組手をしていたらしいこともあって、とても強い。本人は謙遜しているが、高専時代から真面目に鍛錬していたのだから、その結果が出ていると私は思っている。
貴2「やる前から弱気になってどうするんです?自信を持ちなさいな。それにここ最近、任務ばかりで貴方と組手をしていなかったから、久々に出来ることになって嬉しいのです……。今の憐の実力を測りたいですしね……本気でかかってきなさい。」
静かに姉さんは拳を構えている。私は後方支援が得意な弓を扱うため、正直体術は苦手だ。でもだからこそ、この一年生の中では誰よりも鍛えなければと思うけど……やっぱり苦手なものは苦手。苦手だからといって避けてたら、呪霊、呪詛師との戦闘において怪我も増えるし最悪死亡する確率が増える……それだけは出来れば避けたい……。
貴「勿論本気でやるけど、お手柔らかにお願いします……凛先生。」
私も静かに拳を構えた。神崎憐と五条凛の二人による、姉妹の戦いの火蓋が切られた。