第2章
夢小説設定
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憂太が呪術高専に来てから3ヶ月が経った。私達一年生5人は、高専の校庭で組手演習をしていた。憂太の実践訓練のため、真希と憂太が1:1の組手をしており、それ以外の私、狗巻くん、パンダくんはその様子を見学しているところだった。
(まぁ真希と組手やっていたら、嫌でも上達するな。)
私は弓を扱う呪術師……後方支援のため、近接戦闘は苦手だ。だからよく真希と組手をしても、勝てる事が少ない。というか一度も勝ったことない……。そんなことは置いといて、憂太を見てみる。
五「やぁやぁ皆、調子はどうだい?」
乙「あっえーと……。」パコンッ!
その瞬間真希は、持っている棒で憂太の頬を容赦無く殴った。
(真希ったら相変わらず容赦ないな……あれは絶対痛い。というか五条先生……いつの間に近くに来たのよ。)
五条先生が来たから、憂太の気が逸れたのに五条先生は全然悪びれもなく、私達の観戦チームに加わった。
真「余所見してんじゃねぇよ。」
乙「はい……。」
真「さっさと構えろ、ハゲ。」
乙「はい……。」(きっつ!!!)
真「私から一本とるんだろ?」
乙「っ!……はい!!」
(あっ……憂太の顔つきが変わった……。)
憂太の気合いを入れた返事を合図に、真希の猛攻撃が始まる。それに負けじと憂太は自分の持っている竹刀で、真希の攻撃を凌いでいく。3ヶ月で真希にあそこまで出来るのは、意外と憂太に才能があるからでは?と思ってやまない。
憂太が真希に攻撃をしかけるが、真希は予測していたかのように上に飛び上がる。
乙 (かわされた!……けど崩した!!)
憂太は狙いを定めて、真希の着地のタイミングで一気に竹刀を横に振るが、真希はそれも予測していたのか、地面に開脚して憂太の竹刀を避ける。
乙「嘘ぉ!!!」
(あんな芸当が出来る真希凄すぎる……。)
そして真希は自分の足を憂太の太ももに引っ掛け、体勢を崩させ憂太のおでこに棒を当てる。あれも痛そうだ。
真「はい、死んだ。」
乙「だっ!!」
真「また私の勝ちだな。」ニッ
乙「最後のいりました?」
真「甘えんな。常に実戦のつもりでやれ。それに罰 があるのとないのとじゃ、成長速度がダンチなんだよ。」
乙「っ!!……もう一本、お願いします!!」
乙(そうだ僕は……里香ちゃんの呪いを解くんだ!!!)
あれだけ真希にしごかれても、弱音を吐かず必死に食らいつく憂太の姿は……
(かっこいいな……。って何考えてんの私!!集中集中……。)
貴2「皆外に居たのですね、探しましたよ〜……あら、憂太くんと真希ちゃんが組手を行っていたんですね。頑張ってるようで何よりです。」
任務帰りの姉さんが、私達観戦チームに合流した。
貴「姉さん、任務終わったの?」
貴2「もう憐ったら……忘れたのですか?凛せ・ん・せ・い・でしょ?……無事終了致しました。無傷です!」
姉さんはよほど余裕だったピースをして、報告する。五条先生がしきりに心配するせいで、聞かれなくても身体の状態もちゃんと報告するのが姉さんだ。
貴「……はいはい。それなら良かったよ。……だそうですよ、五条先生。」
五「ばっちり聞いてたよ〜よく頑張ったね凛!えらいえらい!」
パ「凛……センセイならよほどの事がない限り、大丈夫だろ。」
狗「しゃけ。」
貴2「みんな……ありがとうございます!」
嬉しそうな目で私達を見る姉さん……。私達生徒の信頼度だけでいったら誰よりも高いのが姉さんの自慢だ。
貴2「それにしても、憂太くんが高専にきて3ヶ月ですか。」
パ「かなり動けるようになったな。」
狗「しゃけ。」
五「性格も前向きになったよねぇ。」
貴「そうだよ……。乙骨くんはこの3ヶ月……ちゃんと努力してきたんだから、その結果がこれだもの……凄いよね。」
私はあの〝話し合い〟から、憂太との関係性は良くなり、今ではよく相談される仲だ。呪いの説明だったり、呪霊、呪力、呪術、呪術師、授業の雑談などなど様々なことを話すようになった。
(殆ど毎日話してるし、本当に勉強熱心だな。)
五「でも憂太が前向きになった一因に、憐が関係してそうだけどね〜。」
貴2「そうですね。」
パ「うんうん。」
狗「しゃけ。」
パ(あいつら毎日授業終わりに話してるもんな。憐が色々教えてるみたいだが、憐だけじゃ分かんない所があれば俺や棘、真希が代わりに教えて俺達もよく話すようになった。……多分きっかけはあの日憂太が憐に声をかけた日だろうな。でもそれにしたって頻度が多い気がするが……。まさか憂太……?!)
(まぁ真希と組手やっていたら、嫌でも上達するな。)
私は弓を扱う呪術師……後方支援のため、近接戦闘は苦手だ。だからよく真希と組手をしても、勝てる事が少ない。というか一度も勝ったことない……。そんなことは置いといて、憂太を見てみる。
五「やぁやぁ皆、調子はどうだい?」
乙「あっえーと……。」パコンッ!
その瞬間真希は、持っている棒で憂太の頬を容赦無く殴った。
(真希ったら相変わらず容赦ないな……あれは絶対痛い。というか五条先生……いつの間に近くに来たのよ。)
五条先生が来たから、憂太の気が逸れたのに五条先生は全然悪びれもなく、私達の観戦チームに加わった。
真「余所見してんじゃねぇよ。」
乙「はい……。」
真「さっさと構えろ、ハゲ。」
乙「はい……。」(きっつ!!!)
真「私から一本とるんだろ?」
乙「っ!……はい!!」
(あっ……憂太の顔つきが変わった……。)
憂太の気合いを入れた返事を合図に、真希の猛攻撃が始まる。それに負けじと憂太は自分の持っている竹刀で、真希の攻撃を凌いでいく。3ヶ月で真希にあそこまで出来るのは、意外と憂太に才能があるからでは?と思ってやまない。
憂太が真希に攻撃をしかけるが、真希は予測していたかのように上に飛び上がる。
乙 (かわされた!……けど崩した!!)
憂太は狙いを定めて、真希の着地のタイミングで一気に竹刀を横に振るが、真希はそれも予測していたのか、地面に開脚して憂太の竹刀を避ける。
乙「嘘ぉ!!!」
(あんな芸当が出来る真希凄すぎる……。)
そして真希は自分の足を憂太の太ももに引っ掛け、体勢を崩させ憂太のおでこに棒を当てる。あれも痛そうだ。
真「はい、死んだ。」
乙「だっ!!」
真「また私の勝ちだな。」ニッ
乙「最後のいりました?」
真「甘えんな。常に実戦のつもりでやれ。それに
乙「っ!!……もう一本、お願いします!!」
乙(そうだ僕は……里香ちゃんの呪いを解くんだ!!!)
あれだけ真希にしごかれても、弱音を吐かず必死に食らいつく憂太の姿は……
(かっこいいな……。って何考えてんの私!!集中集中……。)
貴2「皆外に居たのですね、探しましたよ〜……あら、憂太くんと真希ちゃんが組手を行っていたんですね。頑張ってるようで何よりです。」
任務帰りの姉さんが、私達観戦チームに合流した。
貴「姉さん、任務終わったの?」
貴2「もう憐ったら……忘れたのですか?凛せ・ん・せ・い・でしょ?……無事終了致しました。無傷です!」
姉さんはよほど余裕だったピースをして、報告する。五条先生がしきりに心配するせいで、聞かれなくても身体の状態もちゃんと報告するのが姉さんだ。
貴「……はいはい。それなら良かったよ。……だそうですよ、五条先生。」
五「ばっちり聞いてたよ〜よく頑張ったね凛!えらいえらい!」
パ「凛……センセイならよほどの事がない限り、大丈夫だろ。」
狗「しゃけ。」
貴2「みんな……ありがとうございます!」
嬉しそうな目で私達を見る姉さん……。私達生徒の信頼度だけでいったら誰よりも高いのが姉さんの自慢だ。
貴2「それにしても、憂太くんが高専にきて3ヶ月ですか。」
パ「かなり動けるようになったな。」
狗「しゃけ。」
五「性格も前向きになったよねぇ。」
貴「そうだよ……。乙骨くんはこの3ヶ月……ちゃんと努力してきたんだから、その結果がこれだもの……凄いよね。」
私はあの〝話し合い〟から、憂太との関係性は良くなり、今ではよく相談される仲だ。呪いの説明だったり、呪霊、呪力、呪術、呪術師、授業の雑談などなど様々なことを話すようになった。
(殆ど毎日話してるし、本当に勉強熱心だな。)
五「でも憂太が前向きになった一因に、憐が関係してそうだけどね〜。」
貴2「そうですね。」
パ「うんうん。」
狗「しゃけ。」
パ(あいつら毎日授業終わりに話してるもんな。憐が色々教えてるみたいだが、憐だけじゃ分かんない所があれば俺や棘、真希が代わりに教えて俺達もよく話すようになった。……多分きっかけはあの日憂太が憐に声をかけた日だろうな。でもそれにしたって頻度が多い気がするが……。まさか憂太……?!)