第2章
夢小説設定
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────── とある小学校の校門
あれからパンダくんと狗巻くんと姉さんと別れ、憂太、真希、五条先生と私は、とある小学校にやってきていた。
乙「ここは?」
五「ただの小学校だよ。ただの校内で、児童が失踪する小学校。」
乙「失踪!?」
五「場所が場所だからね。恐らく自然発生した呪いによるものだろう。」
乙「子どもが呪いに拐われたってことですか?」
五「そっ。今んとこ2人。」
五条先生が、憂太に今回の実習の場所となるこの小学校について説明している。今まで呪いとは無縁で生きてきた憂太には、呪いのメカニズムから説明する必要があった。
真「大勢の思い出になる場所にはな、呪いが吹き溜まるんだよ。」
貴「学校、病院といった場所はね、色んな人に何度も思い出され、その度に負の感情の受け皿となることが多いの。それが積み重なると、今回みたいに呪いが発生するんだ。」
真希と私も憂太に補足の説明をする。これから何度も対峙していくものだから、ちゃんと説明しておかないとね。
五「呪いを祓い、子供を救出。死んでたら回収だ。」
五条先生が、今回の実習の目的を憂太達に伝える。
(今回憂太は初めてなんだから、なるべく負担にならないように、子供達が生きていますように……。無事助けられますように……。)
私が祈っても結果は変わらないかもしれないが、気休め程度に祈っておく。私は今回サポートだから、憂太達が危なくなった時にしか助けに行けない。直接傍にいないから、少し心配だけど、真希もいるしいざとなれば、里香が守ってくれるはずだからと自分に言い聞かせる。
五『 闇より出てて、闇より黒く。その穢れを禊ぎ祓え。』
五条先生が帳を下ろす……澄み渡るような青空から一転して黒く、まるで暗い夜空のような色合いになる。
乙「夜になってく……!!」
五「〝帳〟……君達を外から見えなくし、呪いを炙り出す結界だ。」
五「内側から簡単に解けるよ。そんじゃ、くれぐれも……。」
五「〝死なないように〟」 貴「頑張ってね…乙骨くん、真希。」
そう言って私と五条先生の前に、黒い結界が貼られた。憂太と真希はこれから学校の中の呪いと対峙していく。里香のこともあるが、大丈夫だろうか……。最悪のことを考えて準備はしておかなきゃ……。
(でも、どうか無事で……。
さてと……五条先生と二人きりになれた……。姉さんでも良かったけど、憂太と里香について、色々聞きたいことがあるんだから。)
そう考えていると、五条先生から声をかけられた。
あれからパンダくんと狗巻くんと姉さんと別れ、憂太、真希、五条先生と私は、とある小学校にやってきていた。
乙「ここは?」
五「ただの小学校だよ。ただの校内で、児童が失踪する小学校。」
乙「失踪!?」
五「場所が場所だからね。恐らく自然発生した呪いによるものだろう。」
乙「子どもが呪いに拐われたってことですか?」
五「そっ。今んとこ2人。」
五条先生が、憂太に今回の実習の場所となるこの小学校について説明している。今まで呪いとは無縁で生きてきた憂太には、呪いのメカニズムから説明する必要があった。
真「大勢の思い出になる場所にはな、呪いが吹き溜まるんだよ。」
貴「学校、病院といった場所はね、色んな人に何度も思い出され、その度に負の感情の受け皿となることが多いの。それが積み重なると、今回みたいに呪いが発生するんだ。」
真希と私も憂太に補足の説明をする。これから何度も対峙していくものだから、ちゃんと説明しておかないとね。
五「呪いを祓い、子供を救出。死んでたら回収だ。」
五条先生が、今回の実習の目的を憂太達に伝える。
(今回憂太は初めてなんだから、なるべく負担にならないように、子供達が生きていますように……。無事助けられますように……。)
私が祈っても結果は変わらないかもしれないが、気休め程度に祈っておく。私は今回サポートだから、憂太達が危なくなった時にしか助けに行けない。直接傍にいないから、少し心配だけど、真希もいるしいざとなれば、里香が守ってくれるはずだからと自分に言い聞かせる。
五『 闇より出てて、闇より黒く。その穢れを禊ぎ祓え。』
五条先生が帳を下ろす……澄み渡るような青空から一転して黒く、まるで暗い夜空のような色合いになる。
乙「夜になってく……!!」
五「〝帳〟……君達を外から見えなくし、呪いを炙り出す結界だ。」
五「内側から簡単に解けるよ。そんじゃ、くれぐれも……。」
五「〝死なないように〟」 貴「頑張ってね…乙骨くん、真希。」
そう言って私と五条先生の前に、黒い結界が貼られた。憂太と真希はこれから学校の中の呪いと対峙していく。里香のこともあるが、大丈夫だろうか……。最悪のことを考えて準備はしておかなきゃ……。
(でも、どうか無事で……。
さてと……五条先生と二人きりになれた……。姉さんでも良かったけど、憂太と里香について、色々聞きたいことがあるんだから。)
そう考えていると、五条先生から声をかけられた。