第1章
夢小説設定
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────── 憂太の誕生日当日
憂太は、はしゃぎながら黒色の箱を開ける。
乙「ゆびわ?」
里「婚約指輪。」
よく分かっていなさそうな憂太を横に、里香は突如私の小指を持って憂太の小指に絡ませる。
貴「……えっ?里香?」
憂太に告白するんだろうと思い、里香の横に静かに見守って座っていたら、自分の小指を持っていかれたので驚いてしまった。
そして里香は、その後耳を疑うようなことを言った。
里「憐と憂太は、大人になったら結婚するの!」
貴「……?!?!」乙「へっ……?!?!」
何でこんなことを里香は言ったのだろう……。私の想いは誰にも教えていないし、誰も知らないはず……。それに、里香と憂太は両想いのはずでしょ?
この頃の私はこの後の出来事が原因で、これ以降はっきりと覚えてない……。確か……里香と憂太を置いてすぐ帰っちゃったっけ……。憂太はなんて言ったんだろう……。
その後だ……里香が交通事故にあったのは……。憂太は幸いにも無事だったが、里香は車に轢かれ、亡くなったことを知らされた。それを聞いた私は姉さんにしがみついて、わんわん泣いていた。里香から貰ったあの指輪は、里香の形見であり今もネックレスに通して、私の首にある。
なんで恥ずかしくなって先に帰ってしまったんだろう。あの時、先に帰らなければ……私が里香の隣にいれば……里香を救えたかもしれない……。ごめんなさい、ごめんなさい、里香。ごめんなさい、ごめんなさい……。
そしてその事が原因で、心を病んでしまい、地元にいることが辛くなった私は、姉のいる東京に逃げるように離れた。そして後に、呪霊が見れるようになり、呪術師としてこの高専に通うことを決める。
6年経った今も……私は後悔している。あの結末を変えられるなら、なんだってするだろう。
里香の死をきっかけに私達幼馴染は、バラバラになってしまった。だけど今、バラバラになった私達が〝呪い〟をきっかけに、一堂に集結した。
この事はきっと意味がある……そう思えてならないのだ。
五「ってな感じで、彼のことがだーいすきな里香ちゃんに呪われてる乙骨憂太くんでーーーーす!皆、よろしくー!!」
貴/真/狗/パ/「「「「………………。」」」」
真「……早く言え。」
憂太についてる呪いを祓おうと私達で囲んだが、その呪いに返り討ちにされた。真希や狗巻くん、パンダくんはボロボロだ。狗巻くんにはたんこぶまで、出来ているのに……
(あの呪い……私には襲ってこなかった……。まさか……本当に里香なの……??もしかして、私の事……覚えてるの??……里香。)
何故里香が、憂太を呪っているのか分からないけど、私はまた再会できて嬉しいような、悲しいような複雑な気持ちを抱えていた。
憂太は、はしゃぎながら黒色の箱を開ける。
乙「ゆびわ?」
里「婚約指輪。」
よく分かっていなさそうな憂太を横に、里香は突如私の小指を持って憂太の小指に絡ませる。
貴「……えっ?里香?」
憂太に告白するんだろうと思い、里香の横に静かに見守って座っていたら、自分の小指を持っていかれたので驚いてしまった。
そして里香は、その後耳を疑うようなことを言った。
里「憐と憂太は、大人になったら結婚するの!」
貴「……?!?!」乙「へっ……?!?!」
何でこんなことを里香は言ったのだろう……。私の想いは誰にも教えていないし、誰も知らないはず……。それに、里香と憂太は両想いのはずでしょ?
この頃の私はこの後の出来事が原因で、これ以降はっきりと覚えてない……。確か……里香と憂太を置いてすぐ帰っちゃったっけ……。憂太はなんて言ったんだろう……。
その後だ……里香が交通事故にあったのは……。憂太は幸いにも無事だったが、里香は車に轢かれ、亡くなったことを知らされた。それを聞いた私は姉さんにしがみついて、わんわん泣いていた。里香から貰ったあの指輪は、里香の形見であり今もネックレスに通して、私の首にある。
なんで恥ずかしくなって先に帰ってしまったんだろう。あの時、先に帰らなければ……私が里香の隣にいれば……里香を救えたかもしれない……。ごめんなさい、ごめんなさい、里香。ごめんなさい、ごめんなさい……。
そしてその事が原因で、心を病んでしまい、地元にいることが辛くなった私は、姉のいる東京に逃げるように離れた。そして後に、呪霊が見れるようになり、呪術師としてこの高専に通うことを決める。
6年経った今も……私は後悔している。あの結末を変えられるなら、なんだってするだろう。
里香の死をきっかけに私達幼馴染は、バラバラになってしまった。だけど今、バラバラになった私達が〝呪い〟をきっかけに、一堂に集結した。
この事はきっと意味がある……そう思えてならないのだ。
五「ってな感じで、彼のことがだーいすきな里香ちゃんに呪われてる乙骨憂太くんでーーーーす!皆、よろしくー!!」
貴/真/狗/パ/「「「「………………。」」」」
真「……早く言え。」
憂太についてる呪いを祓おうと私達で囲んだが、その呪いに返り討ちにされた。真希や狗巻くん、パンダくんはボロボロだ。狗巻くんにはたんこぶまで、出来ているのに……
(あの呪い……私には襲ってこなかった……。まさか……本当に里香なの……??もしかして、私の事……覚えてるの??……里香。)
何故里香が、憂太を呪っているのか分からないけど、私はまた再会できて嬉しいような、悲しいような複雑な気持ちを抱えていた。