第1章
夢小説設定
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五「転校生を紹介しやす!!!テンション上げてみんな!!」
貴/狗/真/パ 「「「「…………………………。」」」」
五「あげてよ。」
あれから私は、真希達と話しながら五条先生を来るのを待っていた。待っていたがそんな登場をされるとは思っていなかった事と、転校生が来るという情報は既にパンダくんから聞かされており、驚く情報でもなかったため、反応に困ってしまった。みんなは違いそうだけど……。
貴2「こら、悟。そんなこと言われたら逆に反応に困るでしょう?全くもう……少しは真面目にやってほしいものね。真希ちゃん、棘くん、パンダくん、憐、おはようございます〜。
聞こえていたとは思いますが、本日この学校に新しい仲間が増えます。皆さん仲良くしましょうね〜。」
貴「……姉さん、おはよう。」
貴2「こら、憐。学校では凛先生でしょう?」
貴「ごめんなさい、凛先生。」
貴2「はい、よろしい。」
五条先生の後から、姉さんが教室に入ってきた。私は普段姉の事を〝姉さん〟と呼んでいることもあり、学校でもつい同じ呼び方をしてしまい、姉さんからはよく注意されている。
真「そんなことより、凛。今日来る転校生、随分尖ったやつらしいじゃん。そんな奴のために、空気作りなんてごめんだね。」
狗「しゃけ。」パ「……。」
真希を筆頭に狗巻くんやパンダくんもあまり歓迎してはいない様子だった。……私もだけど。パンダくん情報からして、同級生 を生きたままロッカーに詰めるなんて、明らかに普通の人じゃない……そんな人と仲良くやっていけるんだろうか。
貴2「こら、真希ちゃんまで名前呼びだなんて……。仕方ありませんね。尖った子じゃありませんよ。とても良い子です!」
真「どうだかな〜。私らの時もオマエそう言ってただろ。」
貴「……それは、同感。姉さんからしたら大抵の子は皆〝良い子〟になるじゃない。」
貴2「そんなことありませんよ!本当に良い子なんです!……それに、そんな事言っていいのですか〜?憐。貴女にとって、とても大切な子が来てくれたんですよ……。」
貴「私にとって、とても大切な人……??誰の事??」
姉さんの〝良い子〟基準って殺しをしてなければ大体〝良い子〟になるから、当てにならない。それに、何あの言い方……私の知り合いに、あんな恐ろしい事をするような人はいないはず……。
ふと姉さんの方を見たが、ニコニコと笑顔を浮かべているだけで、教えてはくれなかった。
(それなのに、〝私にとって、とても大切な人〟って……一体誰なの??)
私の大切な人達は、高専 にいる……。友人は真希や狗巻くん、パンダくん。家族は姉さんと、五条先生。高専関係者の中に学長に家入さんや七海さん。後は、地元にいる家族と親類の悠仁と倭助さんくらい……。
ふと首元にあるネックレスに通された指輪を見る……。里香も大切な人だけど、もうこの世にはいない……。残るは……可能性があるとすれば……
(まさか……。でもそんな恐ろしい事をするような人じゃない……それにあの人は非術師……一般人よ。気の所為よ気の所為……。)
該当する人を思い浮かべては除外していき、最後に残った人物を思い浮かべるが、すぐに否定する。そんなはずない……。
その人物とは、幼い頃、里香と同じくよく一緒に遊んでいた幼馴染の男の子……。とても優しくて、ずっと大好きな人。そして今だに忘れられない……初恋の男の子。
五「まぁまぁ凛、落ち着いてよ。それはこれから真希達が判断すればいいんだから。それじゃあ入っといでー!!」
そう五条先生が言うと、教室の扉がガラッと開いた。その転校生が教室に足を踏み入れた瞬間に、空気が変わった。それは真希達も感じたのだろう……。
(……何……この感じ……。)
とても空気が重い……。重すぎて顔が上げられない。パンダくんの情報からすっかり怖い人だと思っていた
私は視線を下に向けて、教室に入ってきた人物を視認せずにいた。
(これから仲間になる人だから避けてはいられない。ちゃんと見なくちゃ……。)
そう思った私は、思い切って顔をあげた瞬間、椅子を倒しながら立ち上がってしまった。
貴「……?!嘘……。何で……?!」
どうして貴方が……?!こんな場所に来るなんて……。私の記憶が間違ってなければ、本来このような場所に来るような人じゃない。そしてその人には、後ろに巨大な呪いが憑いている……その呪いのせいでこんなにも教室内の空気が重いのだった。
それにこの呪い……見覚えがないはずなのに、なぜだか知っているような気がした。
(……………憂太。)
しかし、驚いてばかりいられない。目の前には、疎遠になっていた幼馴染の男の子と、その男の子を呪っている巨大な呪い……。私は真希達と同じように愛用の武器である弓を構えた。
貴/狗/真/パ 「「「「…………………………。」」」」
五「あげてよ。」
あれから私は、真希達と話しながら五条先生を来るのを待っていた。待っていたがそんな登場をされるとは思っていなかった事と、転校生が来るという情報は既にパンダくんから聞かされており、驚く情報でもなかったため、反応に困ってしまった。みんなは違いそうだけど……。
貴2「こら、悟。そんなこと言われたら逆に反応に困るでしょう?全くもう……少しは真面目にやってほしいものね。真希ちゃん、棘くん、パンダくん、憐、おはようございます〜。
聞こえていたとは思いますが、本日この学校に新しい仲間が増えます。皆さん仲良くしましょうね〜。」
貴「……姉さん、おはよう。」
貴2「こら、憐。学校では凛先生でしょう?」
貴「ごめんなさい、凛先生。」
貴2「はい、よろしい。」
五条先生の後から、姉さんが教室に入ってきた。私は普段姉の事を〝姉さん〟と呼んでいることもあり、学校でもつい同じ呼び方をしてしまい、姉さんからはよく注意されている。
真「そんなことより、凛。今日来る転校生、随分尖ったやつらしいじゃん。そんな奴のために、空気作りなんてごめんだね。」
狗「しゃけ。」パ「……。」
真希を筆頭に狗巻くんやパンダくんもあまり歓迎してはいない様子だった。……私もだけど。パンダくん情報からして、
貴2「こら、真希ちゃんまで名前呼びだなんて……。仕方ありませんね。尖った子じゃありませんよ。とても良い子です!」
真「どうだかな〜。私らの時もオマエそう言ってただろ。」
貴「……それは、同感。姉さんからしたら大抵の子は皆〝良い子〟になるじゃない。」
貴2「そんなことありませんよ!本当に良い子なんです!……それに、そんな事言っていいのですか〜?憐。貴女にとって、とても大切な子が来てくれたんですよ……。」
貴「私にとって、とても大切な人……??誰の事??」
姉さんの〝良い子〟基準って殺しをしてなければ大体〝良い子〟になるから、当てにならない。それに、何あの言い方……私の知り合いに、あんな恐ろしい事をするような人はいないはず……。
ふと姉さんの方を見たが、ニコニコと笑顔を浮かべているだけで、教えてはくれなかった。
(それなのに、〝私にとって、とても大切な人〟って……一体誰なの??)
私の大切な人達は、
ふと首元にあるネックレスに通された指輪を見る……。里香も大切な人だけど、もうこの世にはいない……。残るは……可能性があるとすれば……
(まさか……。でもそんな恐ろしい事をするような人じゃない……それにあの人は非術師……一般人よ。気の所為よ気の所為……。)
該当する人を思い浮かべては除外していき、最後に残った人物を思い浮かべるが、すぐに否定する。そんなはずない……。
その人物とは、幼い頃、里香と同じくよく一緒に遊んでいた幼馴染の男の子……。とても優しくて、ずっと大好きな人。そして今だに忘れられない……初恋の男の子。
五「まぁまぁ凛、落ち着いてよ。それはこれから真希達が判断すればいいんだから。それじゃあ入っといでー!!」
そう五条先生が言うと、教室の扉がガラッと開いた。その転校生が教室に足を踏み入れた瞬間に、空気が変わった。それは真希達も感じたのだろう……。
(……何……この感じ……。)
とても空気が重い……。重すぎて顔が上げられない。パンダくんの情報からすっかり怖い人だと思っていた
私は視線を下に向けて、教室に入ってきた人物を視認せずにいた。
(これから仲間になる人だから避けてはいられない。ちゃんと見なくちゃ……。)
そう思った私は、思い切って顔をあげた瞬間、椅子を倒しながら立ち上がってしまった。
貴「……?!嘘……。何で……?!」
どうして貴方が……?!こんな場所に来るなんて……。私の記憶が間違ってなければ、本来このような場所に来るような人じゃない。そしてその人には、後ろに巨大な呪いが憑いている……その呪いのせいでこんなにも教室内の空気が重いのだった。
それにこの呪い……見覚えがないはずなのに、なぜだか知っているような気がした。
(……………憂太。)
しかし、驚いてばかりいられない。目の前には、疎遠になっていた幼馴染の男の子と、その男の子を呪っている巨大な呪い……。私は真希達と同じように愛用の武器である弓を構えた。