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明石国行のその後の話

「話聞いてました?自分、刀解してくれ言うたと思うんですけど…」

「刀解はしないよ。うちの本丸は刀解も折れることもさせない。」

深いため息をついた。
しかしそこまでしてまでのお願いとはなにか逆に気になった。
この女のお願いとやらを聞いたらここを出よう。
そして、今度こそ消えて楽になろう。

「ええですよ。で、お願いってなんです?」

そう考えた上で承諾した。

「明石に会わせたい人がいる」

そう言うと女は自分を別室へと連れ出した。

女に着いていくと、とある一室に着いた。

「蛍、愛染いるか?」

え?
最初は聞き間違えたのかと思った。

「はーい、どうしたの?主さん」

「おう!どうしたんだ?主さん」

その瞬間、ハッとした。

部屋から2人、よく知っている顔が出てきたのだから。

バチりと目が合った。

「「国行!!!!!」」

2人は声を揃えて自分の名を呼ぶやいなやいきなり飛びついてきた。

「やーーっときたか!遅かったじゃねぇかー


「俺たちの方が早かったよー、待ってたんだから」

飛びつかれた衝撃で押し倒され目を開けると2人が上から覗き込んでいた。

国俊に蛍丸が目の前にいる。
気がつけば2人を抱きしめていた。
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