明石国行の話
遠征の任務でのことだった。
突然、隊長の蜂須賀が青ざめた顔で、
自分らに至急本丸に戻るなんて言うた時は何事かと思った。
長曽祢はんが、一体どうしたんだと訊ねると
「本丸が、時間遡行軍の襲撃にあったそうだ」
震える声でそう言ったのを覚えている。
自分は頭が真っ白になった。
だって、本丸には主はんはともかく今日は非番の蛍丸と国俊がいたからだ。
しかし、自分が思うよりずっと2人は強い。
まぁ、大丈夫やろと思っていた。
思ってはいるが、内心不安で仕方なかった。そんな気持ちを抱え急いで本丸へ帰還すると、そこはもう火の海だった。
「主!!どこだ!!!!」
蜂須賀が真っ先に火の本丸の中へと入ってゆく。
それに続いて自分らも足を踏み入れた。
主はんは他の連中が見つけるやろ。
そう思った自分は蛍丸と国俊を探した。
突然、隊長の蜂須賀が青ざめた顔で、
自分らに至急本丸に戻るなんて言うた時は何事かと思った。
長曽祢はんが、一体どうしたんだと訊ねると
「本丸が、時間遡行軍の襲撃にあったそうだ」
震える声でそう言ったのを覚えている。
自分は頭が真っ白になった。
だって、本丸には主はんはともかく今日は非番の蛍丸と国俊がいたからだ。
しかし、自分が思うよりずっと2人は強い。
まぁ、大丈夫やろと思っていた。
思ってはいるが、内心不安で仕方なかった。そんな気持ちを抱え急いで本丸へ帰還すると、そこはもう火の海だった。
「主!!どこだ!!!!」
蜂須賀が真っ先に火の本丸の中へと入ってゆく。
それに続いて自分らも足を踏み入れた。
主はんは他の連中が見つけるやろ。
そう思った自分は蛍丸と国俊を探した。