成人済みヒロイン。
そんなつもりじゃなかった…!
空欄の場合は「流畝舞美」になります
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ーそれは舞美の事務所、TRIGGERの新曲のサンプル楽譜を特別に見せてもらっている時に起きたー
『…楽さん、本当に私で、良いのでしょうか…?』
…楽譜を手にする舞美の手がわなわなと震えている…
「ははっ、一体それで何度目の確認だ?舞美さん。」
『だ、だって…!サンプルとは言え、TRIGGERの新曲を一足先に見れるなんて…!夢みたいで…!』
興奮覚めやらぬ状態で彼女は、腕をロボットの様に上下に振り上げながら言う…
「大袈裟だな。心配すんな、夢じゃねぇよ。親父の公認だ。…親父からTRIGGERのファンでもあり、作曲もしてる舞美さんに率直な感想を聞いてみたいんだとー。」
『…そ、率直な感想…責任重大…!』
「っま、あまり気張らず、宜しく頼む。」
…数時間後…
『……ど、どうでしょうか…?』
サンプルを聴いた舞美はあれやこれと、数時間曲について語り、楽はそれをノートに纏めた…
「へぇー、細かい事はよく分かんねぇけど…あんたの感想を参考にすれば、曲が更に良い感じになる事だけは分かる。流石作曲も自分でやっている人は違うな。」
『良かった…!でも元の曲も歌う人も良いからですよ!』
「…謙虚だな。」
感想が書かれたノートを捲りながら、楽は言う…すると正面に座っていた舞美が拳を握り、前のめりになりながら続けて自信満々に言う…
『事実ですので…!…特に、この部分は、龍さんでも良いと思ったのですが…歌詞の意味合い的に絶対楽さんが歌った方がより良くなると思ったので…!』
「…ふぅん……何でだ?」
…熱弁する舞美を横目に楽は何かを確かめるように問う。
『そりゃもう、楽さんのここの所の歌い方が色っぽいからですよ…!』
…そしてそれに乗っかるよう更に前のめりになる熱弁し続ける舞美、しかし彼女は熱くなり過ぎて気づいていなかった…
「…へぇ…、それは実に光栄だな。…こんなに舞美さんから近づいてくれる程、俺の歌い方が気に入ってくれたんだな。」
『え…』
…気づけば、楽の素敵なお顔が彼女の目と鼻の先にある事を…
『?!!??!…っ!すす、すみませんっ!』
…慌てて後ずさる舞美だが、楽がそれを許さず、どこか残念そうな顔をされて、そっと舞美の手を掴む。
『え、あの?!楽さん!?っ…●※◇☆?!?!』
あまりの急な展開に舞美は動揺し過ぎて、何を言っているか分からない程…
「…でも、残念だな……あんたが好きなのは…俺の歌い方だけか…?」
…しかも楽は更に追い打ちを掛けるように、掴んだ舞美の指先に紳士のようキスをしながら言った…
『?!!??!!?』
「なぁ…答えろよ…舞美さん、…いや、舞美。あんたが好きなのは、俺の歌い方だけか?」
…唇はそのままに、悪戯に妖しく笑いながら、上目遣いで言ってくる破壊力抜群の端正な顔立ちの楽…すると、いたたまれなくなった舞美が叫ぶ。
『そ、そんな訳ないじゃですか!楽さんは歌い方も声も、顔も体も可愛いらしい所だって、私は全部大好きですよ!!』
…嬉しそうに微笑む楽…
「はは…顔真っ赤…可愛い…、あまりに熱弁してくるから口説かれてているかと思ったぜ」
『口説…?!?!?!そんなつもりじゃな』
「まぁ、俺はあんたなら別に口説かれてもいいけどな…」
…言いながら楽は更に、色々な衝撃で床に尻餅を付いてしまい、座り込む舞美に股どんをして顔を近づけていく…
『ひっ!?!??!?!?あわわわわ…ゃ、あのっ、楽さん…!わ、私本当にそんなつもりでは…』
「…なぁ…俺と付き合ってくれよ。舞美…」
…殺人的な色気で迫ってくるそんな楽に…とうとう舞美は…
『す、すみませ…も、もう、無理…です…』
…きゅうぅ…、と気を失ってしまった…
「ぇ…は…?っ!?舞美さん?!」
…慌てて床に頭をぶつけないよう、片手で支える楽だったが…
「…お邪魔します。舞美さん、います、か…って、何してるの楽…?!」
「お邪魔しまーす。…え…?舞美さん?!どうしたんですか!?楽!一体何が…っ!」
…天と龍が遊びに来て、その場は大混乱。
「…あー、えっとだな…取り敢えず落ち着け。」
「この状況を見てどう落ち着けと…?!」
「まぁまぁ天。」
…3人が騒いでいると、舞美が目を覚ます…
『…ゔー……、ぁ…?いらっしゃいませ、今日は?TRIGGERの皆さん…』
「今は夜ですよ。舞美さん。」
…苦笑いをしながら龍が言う……、と、舞美を支えている楽を突き飛ばして、天が舞美の顔を困った表情をしながら覗き込み言う…
「おわっ…?!おい!何するんだよ!天…!」
「…ごめんね?舞美さん…楽があなたを困らせたみたいで…」
『えぁ…?い、いえ!そんな…!』
…誰もを魅力する小悪魔の困った表情に舞美は動揺しまくる…と、楽が再び舞美を抱き寄せ…
「無視すんな!天…!……舞美さん、さっきの返事は、その、ゆっくりで…良いから…」
「は…?何…さっきの返事って…楽、舞美さんに何言ったの…?」
「お前には関係ないだろ…!」
…微笑ましくいがみ合う?二人に龍がおずおずと話しかける…
「あ、あの…二人共、そろそろ舞美さんを離してあげないと…」
『あばばばばば…!で、ですから!わ、私はそんなつもりではなくて…!』
…左に楽、右に天…二人の端正な顔立ちに覗き込まれ、両手に華、状態の舞美…
『…ふ、もう未練はありません…』
…チーン、と再び気を失う舞美…
「「舞美さん…?!」」
「…あーあ…」
…苦笑する龍…舞美の事務所は本日も平和です…!
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