成人済みヒロイン。
求めるものは…
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ーその背中を
ずっと、追い掛けていたー
…元教え子って、そんなに、異性として、見られないものなのかな…?
『…あー、まずったな…体調管理は、しっかりとしてた筈なのに…』
…私、流畝舞美は、現在、風邪をこじらせて教師寮にて療養中です…
『…見事なまでの典型的な熱が出る風邪!…くそぅ、メンタルケアーを、怠ってしまった…』
天候は雨。……雨ってさ、心が元気じゃないと、どことなく気持ちが憂鬱になってしまうよね…
『…参ったな…』
…私は相澤先生に、もうずっと恋をしている…初めは、憧れているだけだと、思ってた…
『…雨の音、やだな…』
でも違った…気が付けば、常に死と隣り合わせな先生の側にいたい…あわよくば、助けになりたい…そう思うようになっていた…
けど、現実はそう上手くいかない…どれだけその思いを求めても…彼にとって私は元教え子ただそれしかない…その現実が、雨の様に心に蓄積されていく…だから今この時、この天気は嫌だ…
『…先生、私が欲しい物は、遠慮でも、気遣いでも無いんです…私が、本当に求めているモノは……』
…言葉の続きはインターホンによって掻き消された…
『っ…誰だろうこんな時に…』
重い体を引きづりながら、扉を開け、思考が停止する…
「よ」
『…先、生……何、で…ただの風邪、ですから、うつらないように、マイクさん達には、来なくて良い…と伝えた筈なのに…』
「あぁ、知ってるよ。そうは言っても、熱ありの風邪じゃあ、一人でどうにかするのは難しいだろう…」
言いながら平然とビニール袋をぶら下げ、部屋に入って来ようとする先生…
…嫌だ。止めて。…私今、酷い顔をしてる…自分でも何を言い出すか、分からない…帰ってもらわないと…部屋から、追い出さないと…
『っ…‥気持ちは、有り難く受け取っておきます…。でも、うつりますから、帰って下さいっ…!』
弱々しくも、先生の胸を押し返そうとする…すると片方の手で私の腕を制止しつつ、もう片方の手の平が私の頬へと滑り落ちて…
「…舞美、何で泣きそうな顔してる…?」
『っっ!!…先程の言葉通り、熱が引かないんです。だから早く休ませて下さい…っ。』
必死に絞り出した言葉だった…言葉だったけれども…
「…。まぁ俺のせいだよな…」
…後頭部に回された手、熱のせいで頭が働かない、状況を把握するまでに、時間が掛かった…私今…先生にキス、されてる…?
『っ…!!先…!』
反論の言葉も先生の割り込んできた舌に絡め取られて…どうして?…何で、いきなり、こんな…
『…ん…ぅ…っ!』
とうとう立っていられなくて先生の胸に倒れ込んでしまう…それと同時に…
「すまん。…今までお前の気持ちに気づかないフリして…。」
強く抱きすくめられ、耳元で言われる…もう、頭の処理が追いつかない…
『あ…なん、で……』
「…舞美、お前がどんどん良い女になっていくから、正直戸惑った…」
『え…』
「でもやっぱり駄目だ。お前が今日いなくて分かった。舞美がいないと調子が狂う。いつの間にか舞美が俺の後を付いて来るのが当たり前になってたんだ。」
『…先…』
「好きだよ。舞美。お前の事、とっくに一人の女として見てる。今から、先生は終わりだ…。」
『…あ…っ…』
…嬉し過ぎて、言葉が出ない…そのまま意識を保つのにも限界がきて…
「…舞美?…大丈夫か?…おい舞美…!」
…目が覚めたら、全て無かった事にならない様願って、意識を手放した…
ーーーーー
『…ん………っ!』
目が覚めて、勢いよく飛び起き回りを確認する。…熱はひいたようで雨も止んでいる…
『……夢…?』
落胆しそうになったその時、真後ろから布の擦れる音がして、それと同時に腰に絡みつく腕…
「…んん…、どうしたんだ…?」
『っ…!先せ…!』
…寝ぼけているのか、以前には無かった距離感と吐息交じりの耳で響く低音にビクリと体が震える…
『…い、え…!…ただ‥…幸せを噛み締めているだけです。』
…我ながら間抜けな返しだ、と思いつつも本心だった…
「…は、何だそれ……」
言いながら親指で顎をすくい上げごく自然な流れで私の唇を奪う相澤さん…
『っ…!』
「…」
直ぐに終わるかと思いきやその行為は、どんどん深さを増していき…
『ん…相澤さ…!』
「…ふ、対応が、早いな…」
『…こ、恋人に、先生、はおかしいなと思って…』
「…上出来だな。……なら この先に いったとしても問題は無いな…?」
『え…っ……とそれはあの…しょ、精進します…』
「はっ…何をどう精進するんだよ。冗談だ。お前も病み上がりだし、校長が計らってくれたから、明日と明後日は休みだ。お前も俺ももう逃げない。だからゆっくりいこう…」
『…は、い…』
戸惑っていると相澤さんが耳に口を寄せてきて…
「…キス以上の事は、いずれまた、な…舞美。」
『っ…!』
…熱が引いたかと思った頬は相澤さんの熱っぽく掠れた声を聞いたと同時に再び赤く染められ、この日私は初めて、雨の日が好きになった…
求めるものは…
(『…相澤さん…』
「ん?」
『…私も相澤さんの事、大好きです。』
「…知ってる。」
『…相澤さんも好きだ。と言ってくれたので、私もちゃんと改めて伝えておかないとと思って…!』
「…。あー、やっぱり今すぐにでも抱いて良いか…?」
『え…?!』)
ずっと、追い掛けていたー
…元教え子って、そんなに、異性として、見られないものなのかな…?
『…あー、まずったな…体調管理は、しっかりとしてた筈なのに…』
…私、流畝舞美は、現在、風邪をこじらせて教師寮にて療養中です…
『…見事なまでの典型的な熱が出る風邪!…くそぅ、メンタルケアーを、怠ってしまった…』
天候は雨。……雨ってさ、心が元気じゃないと、どことなく気持ちが憂鬱になってしまうよね…
『…参ったな…』
…私は相澤先生に、もうずっと恋をしている…初めは、憧れているだけだと、思ってた…
『…雨の音、やだな…』
でも違った…気が付けば、常に死と隣り合わせな先生の側にいたい…あわよくば、助けになりたい…そう思うようになっていた…
けど、現実はそう上手くいかない…どれだけその思いを求めても…彼にとって私は元教え子ただそれしかない…その現実が、雨の様に心に蓄積されていく…だから今この時、この天気は嫌だ…
『…先生、私が欲しい物は、遠慮でも、気遣いでも無いんです…私が、本当に求めているモノは……』
…言葉の続きはインターホンによって掻き消された…
『っ…誰だろうこんな時に…』
重い体を引きづりながら、扉を開け、思考が停止する…
「よ」
『…先、生……何、で…ただの風邪、ですから、うつらないように、マイクさん達には、来なくて良い…と伝えた筈なのに…』
「あぁ、知ってるよ。そうは言っても、熱ありの風邪じゃあ、一人でどうにかするのは難しいだろう…」
言いながら平然とビニール袋をぶら下げ、部屋に入って来ようとする先生…
…嫌だ。止めて。…私今、酷い顔をしてる…自分でも何を言い出すか、分からない…帰ってもらわないと…部屋から、追い出さないと…
『っ…‥気持ちは、有り難く受け取っておきます…。でも、うつりますから、帰って下さいっ…!』
弱々しくも、先生の胸を押し返そうとする…すると片方の手で私の腕を制止しつつ、もう片方の手の平が私の頬へと滑り落ちて…
「…舞美、何で泣きそうな顔してる…?」
『っっ!!…先程の言葉通り、熱が引かないんです。だから早く休ませて下さい…っ。』
必死に絞り出した言葉だった…言葉だったけれども…
「…。まぁ俺のせいだよな…」
…後頭部に回された手、熱のせいで頭が働かない、状況を把握するまでに、時間が掛かった…私今…先生にキス、されてる…?
『っ…!!先…!』
反論の言葉も先生の割り込んできた舌に絡め取られて…どうして?…何で、いきなり、こんな…
『…ん…ぅ…っ!』
とうとう立っていられなくて先生の胸に倒れ込んでしまう…それと同時に…
「すまん。…今までお前の気持ちに気づかないフリして…。」
強く抱きすくめられ、耳元で言われる…もう、頭の処理が追いつかない…
『あ…なん、で……』
「…舞美、お前がどんどん良い女になっていくから、正直戸惑った…」
『え…』
「でもやっぱり駄目だ。お前が今日いなくて分かった。舞美がいないと調子が狂う。いつの間にか舞美が俺の後を付いて来るのが当たり前になってたんだ。」
『…先…』
「好きだよ。舞美。お前の事、とっくに一人の女として見てる。今から、先生は終わりだ…。」
『…あ…っ…』
…嬉し過ぎて、言葉が出ない…そのまま意識を保つのにも限界がきて…
「…舞美?…大丈夫か?…おい舞美…!」
…目が覚めたら、全て無かった事にならない様願って、意識を手放した…
ーーーーー
『…ん………っ!』
目が覚めて、勢いよく飛び起き回りを確認する。…熱はひいたようで雨も止んでいる…
『……夢…?』
落胆しそうになったその時、真後ろから布の擦れる音がして、それと同時に腰に絡みつく腕…
「…んん…、どうしたんだ…?」
『っ…!先せ…!』
…寝ぼけているのか、以前には無かった距離感と吐息交じりの耳で響く低音にビクリと体が震える…
『…い、え…!…ただ‥…幸せを噛み締めているだけです。』
…我ながら間抜けな返しだ、と思いつつも本心だった…
「…は、何だそれ……」
言いながら親指で顎をすくい上げごく自然な流れで私の唇を奪う相澤さん…
『っ…!』
「…」
直ぐに終わるかと思いきやその行為は、どんどん深さを増していき…
『ん…相澤さ…!』
「…ふ、対応が、早いな…」
『…こ、恋人に、先生、はおかしいなと思って…』
「…上出来だな。……なら この先に いったとしても問題は無いな…?」
『え…っ……とそれはあの…しょ、精進します…』
「はっ…何をどう精進するんだよ。冗談だ。お前も病み上がりだし、校長が計らってくれたから、明日と明後日は休みだ。お前も俺ももう逃げない。だからゆっくりいこう…」
『…は、い…』
戸惑っていると相澤さんが耳に口を寄せてきて…
「…キス以上の事は、いずれまた、な…舞美。」
『っ…!』
…熱が引いたかと思った頬は相澤さんの熱っぽく掠れた声を聞いたと同時に再び赤く染められ、この日私は初めて、雨の日が好きになった…
求めるものは…
(『…相澤さん…』
「ん?」
『…私も相澤さんの事、大好きです。』
「…知ってる。」
『…相澤さんも好きだ。と言ってくれたので、私もちゃんと改めて伝えておかないとと思って…!』
「…。あー、やっぱり今すぐにでも抱いて良いか…?」
『え…?!』)
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