第4訓 猫の昔話
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由羅「ドキッ☆俺が先輩なのに新参者の天人の後輩に押し倒されて○○に!?~稽古の時間~がはじまるよー!!」
「「ウオォォォォォォオオオ!!!!」」
土「真面目にやれ」
由羅「ぐへぇ」
稽古場につくなり早速ふざける由羅を後ろからひと殴り。
見回りや警備などに出向いている隊士達もいるが、ほとんどの隊士が集まり闘士を燃やしている。
由羅「テンション上がっちゃってさぁ」
「手合わせしてみてぇと思ってたんだ」
近「皆やる気マンマンで喜ばしいな」
由羅「いたんすかゴリラさん、あ、間違えたウホウホウホ...ウホホ..ん、難しいなゴリラ語」
近「日本語通じるからね!?」
由羅「あっそう」
近「酷くない!?」
土「それ以上無駄話をするなら切腹だ」
ひゃい、と黙る二人。
近藤が提案した事だが、土方は悪くないと踏んでいた。
自分より格上のやつと死なない保証がある戦いは確実に自分の身のためになると考えた為だったが、少しは緊張感を持ってくれと感じる。
土「稽古をつけさせるが、お前らには本気でやってもらう。手抜きしたら切腹、こいつから一本でもとりゃあ...そうだな。由羅、何でも言うこと聞いてやれ」
ざわつく隊士達。
由羅「え、何言ってんの?」
沖「悪くねェ」
負けまいと奮闘してもらわなきゃ困る。
以前からこいつと歩いていると何人かが飯に行こうと誘っているのをみた。
非番が被ったらな、と言うも由羅が誰かと飯に行っているのを見たことがない。
十分な餌だろう。
由羅「まぁ、とられなきゃいい訳だ。俺は強い夢/主だから全員でいっぺんにかかってしてもいいぞ。夢小/説あるあるやってみたいし」
土「やめろや。言っておくが稽古だぞ。竹刀ぶん回すだけじゃねぇからな」
由羅「俺言葉で伝えるのは無理だぞ...んー...強いて言うなら俺は体質もあって体が軟らかい方だからそれを利用してるっていうか」
言葉を選びながらだが、話始める由羅の言葉を隊士達が真剣に聞き始めた。
沖田でさえもちゃちゃをいれずに黙って聞いている。
由羅「お前らも敵と戦ってる時とかあると思うんだけど、俺は俺がやった相手のやりにくかったことを自分に応用してるというか。不意を突いたもの勝ちだと思う。
体捻ったり、刀もちかえたり?」
そういえばこの前吉原で戦っていた時もこいつは刀を持ち替えて不意をついていた。
バカだが戦いに関してのセンスはずば抜けている、と感じずにはいられなかった。
由羅「それも勘付かれて防御されるなんてのはナシで...逆に俺は頭すっからかんにしてやってるから次はこう、とか考えないでやってる、かなぁ」
近「確かに由羅君のやり方はやって慣れろって感じだな...」
由羅「そうっすね、まぁ要は慣れろというか、お前ら柔軟しろ柔軟。イメージするとしたら棒高跳びみてぇなもんだ。俺のは乱猫(ランマオ)の体質もあるからチートなんだよ。ネコチャンの柔らかさなんだよ」
言葉足らずな説明だったが、隊士達はそれなりに何かを考えているらしい。
土「よし、なら早速だが手合わせしたいやついるか」
おずおずと手をあげる隊士や、張り切って手をあげる者。
一度戦いを見てからやり合いたい者もいるのだろう。
由羅「5人ずつでこい」
土「...仮にも毎日鍛えてるやつらだぞ」
由羅「大丈夫大丈夫、俺必殺技あるから」
土「...」
何か強い手でも残してあるのか。
真ん中に十分にやりあえるスペースをつくり、由羅を5人で囲む。
近「いいか?」
「「はい!」」
由羅「いつでも」
近「用意、」
すぅ...、と由羅が長い息を吸う。
早速必殺技とやらでも出すつもりなのだろうか。
ゴクリ、と隊士達が唾を飲む。
周りにも緊張が伝わる。
シン、と静まり返り由羅もいつになく真面目な顔をしている。
近「はじめ!!」
「「ウォォォ!!!」」
近藤の合図で隊士達が一斉に飛びかかる。
飛びかかる隊士とは逆に由羅は一歩足を下げる。
土「ほぉ、見たことねぇ形だな」
ポツリと土方が関心したように呟く。
由羅「...」
スゥゥゥ....
一息。だが重たく、体全てに酸素を送り込むように息を吸った。
土「(...ーーー来る!)」
由羅「雷の呼吸、いci土「やめろおおおおおおおおおおォォォ!!!!」
由羅「やってみたかったんだって!邪魔すんなよ!!」
(鬼/滅ネタですすいません)