第3訓 猫の戦友
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銀時の表情は変わらないものの、あまり知られたくない過去といえば攘夷時代。
頭が回らなくなって来た銀時は由羅の横に座り込んだ。
銀「だけど俺はお前と接触はねぇしこの前知ったとこだぞ」
由羅「色々あるんだって...1個簡単に言うなら、」
由羅はそこでハッと息を呑み言うのをためらう。
銀「そこまで言ったなら言えよ、俺も俺を知ってるなら聞きてェ」
少しの沈黙の後、銀時には予想だにしてなかった答えが帰ってきた。
由羅「なんつーか...俺はお前に依存しすぎてる」
銀「...は?」
由羅「なんだよ、前まで興味なんか全然なかったくせに...」
と小声で不貞腐れたようにそっぽを向く由羅。
銀「どう言うこと!?」
由羅「この感情は家族愛、友情愛にもなるし慈愛でもあるし執着でもあると自負してる。お前からしたら会って三回目の、しかも野郎にこんな事言われても気持ち悪ィだけだろうけど」
混乱してる銀時の顔を見ると由羅は思わず笑いだす。
銀「...何て言っていいのかわかんねぇ」
由羅「ま、俺はお前が元気にやってんならいいんだって」
銀「あーもう訳わかんねェなんで俺のこと知ってんだっつの!もしかして貴方が僕のお父さんですか!?」
由羅「えーまだ聞くのそれ」
めんどくさそうに、はぐらかそうとする由羅。
銀「謎多すぎ...」
由羅「言わねー、だって俺この前男なんざ抱けないって言われたから傷ついてるし」
銀「家族愛ってそーいうの込みな訳!?」
驚く銀時の表情を見て困った顔を浮かべた由羅は、「何言ってんの」と銀時に近づく。
由羅「何年執着してると思ってんの」
銀「銀さん男は専門外だし...!」
そう言いつつも整った顔が近づいたことに少し顔が赤くなる銀時。
由羅「この前紫も言ってただろ、俺はどっちも大丈夫だけど?」
銀「って事は執着って言っても他の男に抱かれてんじゃねーか!」
ずるずると体を引いていく銀時に、どんどん近づいていく由羅。
次に押し倒されたのは銀時の方だった。
由羅「本命はアンタだけだよ、しかもアイツとは体の関係だけだし」
銀「んなっ...!?」
由羅「俺のことエロいって言ってくれてただろ、待ってるわ」
ちゅ、と軽く唇にキスを落とすと銀時は固まりぽかんとした。
その隙に由羅は銀時の上から退き「俺行く所あるから総悟頼むわ、じゃあなー」と去っていく。
銀「お、おま!肝心な事聞けてねぇよ!!!」
と叫ぶ頃には由羅は既に万事屋にはおらず、ただ一人残された銀時であった。