第1訓 猫の出会い
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翌日ーー。
真選組は事件を探るため、「乱猫(ランマオ)という天人に注意。特徴は~~...」という張り紙を江戸中に張り出した。
日が傾き始め、太陽がオレンジに輝き始めると共にこの事件の知名度も上がり「物騒ね」などと世間で騒がれる中、万事屋3人組は開店前のスナックお登勢に足を運んでいた。
銀「...犯罪者なのは知っていたがついに殺人を犯したかキャサリン」
キ「だからあたしじゃねーつってんダロ!!」
神「でもほら、特徴そのまんまアルヨ」
猫耳、尻尾の特徴にあてはまるキャサリン。
銀「おいおい、そんなやつと屋根一つ下で暮らしてたのかよ。おー怖。ババァ家賃タダにしてくれよ」
お「オメェはいつも払ってねーだろうが」
新「銀さん、今月の僕たちの給料もまだなんですけど」
神「そうヨ、わたしもまだ貰ってないアル」
銀「...ろくに給料も出ねぇ物騒な世の中だよ本当」
白々しく酒を飲む銀時に、神楽は無言でソファを持ち上げる。
タ「神楽さん、落ち着いてください。やるならこの角で一思いに」
そんな神楽にタマはテレビを渡そうとする。
お「落ち着くのはあんただよ!全く。...場所もそう遠くないしあんた達も夜の一人歩きは気をつけな?」
銀「何言ってんだババア。犯人ならここにいるじゃねーか」
キ「だからちげぇっつってんダローガ!!こっちだって迷惑してんだキャラ被りヤガッテ!」
そうはいいつつも、お登勢と行動を共にしていたキャサリンは確実なアリバイがある。
新「こんな言い方悪いですけど、この時代こんな事件いくらでもあるのに何故こんなに騒いでるんですかね。張り紙までして...」
お「さぁね。上の考えてる事なんて分かりゃしないけど、何か訳ありなんじゃないのかい?ま、私ら一般人にゃあ到底分からない事さね」
呆れたように話すお登勢。
ーーー他愛もない話を広げ、時刻は午後8時を回る頃。
たまは店の看板を出し、電気をつける。
お「さ、もう開店するからここからは金もらうからね。ないんだったらこんな話は上でしな」
お登勢の声に3人はスナックお登勢を後にしたのだった。