第1訓 猫の出会い
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一度パトカーの中に入り、一人後部座席に座る沖田はコホンと咳払いをし話を始めた。
沖「これ、鑑識が調べたところによると天人の毛みたいなんです。
乱猫(ランマオ)っつー種族で絶滅危惧種。
調べようとしたら上が何か隠してやがる。こりゃあ何かありそうじゃないですかィ?」
そこまで話すと近藤はため息をついた。
近「確かに...クロっぽいな。だが絶滅危惧種が何故こんな足跡を残すような犯行をする?
わざとらしく毛を残して去り、まるで探してくれと言っているようなもんだ」
土方は相変わらずタバコを吸い、難しそうな顔で唸っていた。
土「めんどくせぇ事になりそうだな」
土方がそう呟いた時、コンコンと窓を叩く音がした。
三人が視線をやるとそこには山崎が立っており、土方は窓を開ける。
土「何か見つかったか」
山「はい、さっき目撃者の方が真選組の方に来ました!」
その情報に三人は目を丸くし、山崎を車に乗せた。
山「目撃者の方、一般人なんですけど酷く怯えていてまともに話せる状況じゃなかったんですが...身柄や連絡先も教えてくれなくて」
あんな無惨な死体なのだ。
怯えるのは仕方がないが、身柄や連絡先を教えない目撃者を全て信じていいのだろうか。
近「続けてくれ」
山「...はい、猫耳と尻尾が生えていて身長は170後半位。」
沖「天人っていう事ですねィ」
三人が頷く。
山「毛の色は、耳と尻尾共に黒色。
髪色は銀に近い白との事です...遠くから見ただけなので詳しいことは分からないそうです。」
土「なるほどな...。さっき総悟が言ってた乱猫っつーのと一致してる訳だ」
山「鑑識にかけた毛の色も黒ですし乱猫という種族に間違いなさそうですね」
近「とりあえずそこに絞って捜査をしてみるか」
そして、近藤達は部下を呼び捜査を続けるのであった。
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沖「土方さん、珍しく仕事したんで疲れやした。後は頼みやすぜ」
土「まだ連載始まって3ページしかたってないからァ!!」