第2訓 猫のしごと
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由羅「よお、久しぶり」
万事屋の少し手前、買い出しに出向いていた新八を見つけ後ろから声をかける。
新「あ!おひさしぶりです由羅さん!あれからニュースなんかでも色々と報道されて疑いが晴れたようで良かったです!」
由羅「おー、まあ顔出しされてた訳じゃねぇし、ここまで変な目で見られず普通に歩いてこれたしな」
新「(...寧ろ女性の方たちが違う意味で見てるんてすけど...)」
すると由羅はさりげなく新八が両手に抱えていた荷物をとる。
新「そんな、いいですよお気を使わなくても」
由羅「いいんだよ今日はもう非番で暇だから万事屋行こうと思ってたし、甘えとけ」
申し訳ないという気持ちを持ちつつ、新八は由羅に甘えることにする。
新「ありがとうございます...ちょうどその荷物、銀さんのわがままで買いに行かされた甘味だったりお客様用のコーヒーだったので是非!」
由羅「昼まで暇だから助かるわ、さんきゅーな」
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万事屋の扉を開けると、中はしんと静まり返っており新八はハァとため息をつく。
由羅「まだ寝てんのかよあいつら」
新「あの人たちはお腹でもすかさないと起きてこないですよ」
由羅「まぁ仕事でもねぇ限りわかる気もするけどな...邪魔するぜー」
靴を脱ぎ、中に入る。
神楽は?と聞くと新八は部屋の手前側にある押入れを開ける。
由羅「え!?わろたドラ◯もんかよ」
驚きつつも笑う由羅に新八もつられて少し笑う。
「僕は神楽ちゃん起こすのでそこの部屋にいるおっさん起こしてもらっていいですか」と言われ、由羅は銀時が寝ている部屋に入る。
由羅「ねぇおっさん起きて」
銀「...」
返事がない。
ただの屍のようだ。
由羅「おーい」
銀「...んー、後48時間...」
由羅「そのネタ俺が前の章で使ったからね」
銀時の横にしゃがみ込むと、由羅は銀時の天パをくるくると煽る。
うっすらと目を開ける銀時。
銀「...依頼?」
由羅「構って」
銀「メンヘラかよ...」
由羅「久々の非番なんだって、江戸に知り合い居ねえし昼までお願い。ほらこんな可愛い俺ちゃんからの頼み」
顔の前であざとく両手を合わせる。
銀「...」
由羅「....ん?」
ネタでコテンとわざとらしく首をかしげる由羅。
を、寝ぼけた見つめる銀時。
銀「ちくしょう顔が圧倒的に俺の好み」
由羅「ぶは、お前そんなこと思ってたの」
そう言いながらのそのそとだるそうに起き上がる銀時の横で思わず吹き出す。
ふわぁ、と大きく欠伸をすると再び由羅の顔を見る。
由羅「なに、別に俺そんな女みたいな顔してねぇけど」
銀「なんつーか、身長俺とあんま変わんねえけど線がえろい」
由羅「くそわろ」