第1訓 猫の出会い
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由羅「失礼しゃーす」
時間的にも頃合いになり、呼ばれていた通り近藤の部屋へ土方と入る。
その場には近藤が少し緊張気味に、沖田はだるそうに座っていた。
沖「あり?なんで土方さんまだ生きてるんですかィ?」
土「どーいう意味だコラ」
沖「乱猫といてるもんだからてっきり殺されたもんだと」
由羅「俺の事同時にディスってくるこの子怖い」
笑いながら交わすも全く信用されてねーなーと考える。
近「ま、まあまあ。総悟には話したんだが、一応上と話して入隊の承諾は得ることはできたんだ」
土「...マジかよ」
近「後はとっつぁんがこっちに来て話つけてくれるみてぇだ」
由羅「...想像通りだ」
三人に聞こえないほどの小声で呟く由羅。
沖「上も酔狂なこってェ」
近「なにやら訳ありみたいな感じだったんだがな」
土「訳あり?...どういうこった?」
由羅「んー、まぁすぐ分かるよ」
不思議そうな顔で近藤は由羅を見る。
由羅「...そんなゴリラみたいな顔でみられても」
近「突然の言葉の暴力!」
由羅「あ、いえ、つい」
沖「つーか、分かってるんだろうなァ、真選組に仕事舐めてるやつはいらねぇですぜ」
土「それお前が言うか?」
沖「あ?うるせえ殺すぞ」
土「キャラを守れ、キャラを」
由羅「可愛い顔してほんとこえーよこの子」
すると。
ガラガラーーー
扉があき、四人の視線はそこへ集まる。
松「よォ、元気してたか?」
由羅「おー。久しぶりだな」
軽く挨拶を交わす二人。
に、目を丸くする三人。
由羅「ま、入隊って事でいいんでしょ?」
松「ったりめぇよォ」
土「っ、おいおい!どういう事だよ!」
由羅「あはは、予想通りの反応ありがグボハァ!!!」
突然の松平のタックル(ハグ)で由羅からカエルみたいな声が出る。
松「心配だったよおじさんはアアア!!!」
由羅「分かった分かった分かったからアアア!!!ほら見てとっつぁん俺今人間だからさァ!」
松「...あ?」
由羅に抱きついたまま尻を撫で回し、頭を見る。
松「あー...たしかに。いい尻だ」
由羅「このおっさん誰か止めてくんね?」
近「え?え!?どういう事!?」
慌てる近藤。
現状が全く理解できない三人に。
松「由羅ちゃんとは昔っから仲良しなんだよォ、お尻合いなんだよ」
由羅「だれがお尻合いだよ、つか手離してくんね?...はあ、まあ、昔っつーか何年か前に会ったんだよな」
松「そう、女装が似合いそうだなって」
土「は?」
由羅「キャバクラにちょっと潜入して欲しいっていきなり声かけられて、その時に」
松「おじさんは一目惚れだったよォ...!」
ははは、と乾いた笑いを出しながらメリメリと松平を剥がす。