第1訓 猫の出会い
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ーーー次の日の朝。
真選組が誰からかの通報を受け、遺体を取り調べしていた。
真選組局長である近藤は自らの顔の前で手合わせ、遺体にかかっていた布をとる。
その遺体はありとあらゆる所に細かい傷が切り刻まれており、無惨な姿になっていた。
真選組副長、土方は難しい顔をした近藤に煙をふかしながら歩み寄る。
土「ひでぇな...こいつに何らかの恨みがあったかの犯行に見えるが、愉快犯にも見えやがる」
近「そうさな...今は山崎の調査結果を待つしかねぇな」
土「愉快犯だとしたら、こりゃ早めの処置が必要だな」
そこへ沖田が小さな袋を持って土方の後ろに立った。
沖「近藤さん、なにやら鍵になりそうなものが出てきやしたぜ」
沖田は袋をヒラヒラさせながらだるそうにしゃがんだ。
土「総悟、なんだそれは」
沖「毛でさァ」
近「毛...?」
沖田はその袋から、毛を取り出し近藤と土方に見せる。
その毛は妙に艶があり猫の毛のようにも見えるが少しそれより長い。
沖「これがこの近辺に何本も落ちてるんでさァ、わざとらしいくらいにね」
土「...それだけじゃあまだそこを攻めて調査はできねぇな」
沖「まぁ話を聞けよ、これだから土方さんは気が早い。犯人土方さんじゃないんですかィ?
顔も犯罪者みたいだし、前から何かやらかすんじゃないかと思ってたんです」
土「なんだとゴルアァ!!」
近「落ち着けトシ、まあ話を聞こうじゃないか...仏さんの前じゃあなんだ。
場所を変えよう」