第1訓 猫の出会い
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土「ぃ...おい...起きろ」
日が昇り始める頃。
土「おい、朝だぞ起きろ」
由羅「...んん」
声をかける土方をうざったそうに背をそむける。
土「何時間寝るつもりだオメェは」
由羅「....スゥ」
夜、土方がかけた布団で頭まですっぽりハマる由羅。
ハァ、と土方はため息をつき由羅の横へとしゃがみ肩を揺さぶる。
由羅「んー...後48時間....」
土「それ二日たってるんだが」
少しだけ目を開け視線は土方を捉える。
由羅「わぁ..寝起きからホラーな顔面見せないでよ」
掠れた声で由羅は少しにやけながら、ごしごしと目を擦る。
土「誰がホラーだ」
由羅「はは...おはよーございまぁす。ふあぁ」
土「...おぅ」
呑気にあくびをする由羅を見て「どんだけ緊張感ないんだこいつは」と心の隅で思う。
由羅「まだ日登ってねぇじゃん、何時なの今」
土「5時だ」
由羅「早くね?」
土「午前中にはつくみてぇだ。ちったぁ身だしなみでも整えてろ」
由羅「えー、整えなくても俺充分美しくね?」
土「アホか。...っとお前は気の抜けるやつだな」
タバコに火をつける土方に由羅は「一本ちょーだい」と手を出す。
土「やめる気ねぇだろ」
由羅「横で吸うお前が悪い」
タバコを渡してくれそうにない土方を見て、由羅はジト目で睨み「隙あり!」と口に咥えていたタバコを奪い取った。
土「おまえ...!」
由羅「お前じゃありませーん。由羅ちゃんでーす」
ピキピキと血管が浮き出るも、土方は新しいタバコに手を伸ばした。
土「こんなだらしないやつ本当に真選組に入れるのかよ」
由羅「あ、口癖の士道不覚悟ってやつ?顔がホラーだと口癖までホラーになるの?」
土「一生睡眠につきてぇようだな」
刀に手を伸ばす土方。
由羅「わあ!!うそうそ!嘘だからね!ほんと物騒だよ!町を守るお巡りさんがそんなに簡単に刀抜いちゃダメだから!」
慌てる由羅を見て呆れながらも少し笑いが出る。
土「朝っぱらから騒がしいんだよ、ちったぁ落ち着きと言うものを身につけろ」
由羅「はいはい、考えときますー」
タバコを吸い終えると、由羅は厠に行きたいと言う。
由羅「目離しちゃダメとか言うんでしょどうせ、はいはい連れションしましょうね」
土「(めんどくせえ奴だな...)ついてこい」
もう言い返すことを諦め土方はおとなしく厠へと案内するのだった。
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(こういう日常だらだら書くの好きです)