第1訓 猫の出会い
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土方はストレスを少しでも吐き出すかのように深く煙草を吸った。
由羅「いいじゃん、もし俺入れたら働くよ?書類とかはあんまりしたかねーけど」
意地悪そうな笑みを浮かべ由羅は少し俯き気味な土方の顔を覗き込んだ。
土「うるっせ、死ぬほど書類回してやるよ」
由羅「ナンヤテ工藤...」
土「だれが工藤だ。そもそもお前みてぇな信念も何もなさそうなやつは真選組に入れやしねーよ」
由羅「信念ならあるよ。ゴリラ大好きー。わーーー」
土「士道不覚悟で即切腹だわ」
由羅「はは、お前面白い返しするねぇ」
あまりにも悪意なくケラケラと笑う由羅に、土方は少し緊張を緩める。
由羅「ま、明日になったら分かるでしょ。俺は全然楽しみじゃないけど」
土「あ?どういうこった」
由羅「明日になりゃあ分かるさ」
土「謎の多い奴だな。近藤さんもお人好しだから困る」
由羅「そだな、まさかあんなにあっさり話聞いてくれると思わなかったわ」
土「万事屋とはいけ好かねえが腐れ縁がなげぇからな」
由羅「なんかそれ近藤さんも言ってたなぁ、てか門前で待ってる時の爆発音なんなの、普通にびっくりしたんだけど」
土「...庭でミントンしてるやつがいたから士道不覚悟で切腹してやろうかと思ったんだが総悟が便乗して俺を殺しにかかってきただけだ。」
由羅「やべぇよ、日常どうなってんだっつーの」
二人は煙草を吸い終えると土方は自室へと案内し、書類に向かうと五分もせずに由羅は眠ってしまっていた。
自室へ向かっている途中「俺昨日徹夜で大富豪してたから超ねみぃわ」と目の下にうっすらとクマを作っているから無理もないかと、そしてそれは逆に土方にとって眠っている相手を見張るなど簡単な事だったので大人しく由羅を寝かせておく事にした。
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