第1訓 猫の出会い
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由羅「宜しくね眼光殺人鬼さん」
土「土方十四郎だ。次変なあだ名で呼んだら容赦ねーぞ」
由羅「おーこわぁ」
二人のやりとりを見て近藤は少し苦笑いを浮かべるが、圧倒的信頼のある土方へ任せる事にした。
近「トシ、頼んだよ。俺は少し上と話してくる」
そう言って出て言った近藤を見送り、部屋に土方と由羅のみとなる。
由羅「思ってたより真選組ってしっかりしてんだな」
土「あんだ?昔から真選組を知ってたのか」
由羅「...いや、さっきの万事屋が言ってた」
土「チッ、あいつら。近藤さんがいなけりゃ今の真選組はねぇよ。つか煙草吸いてぇからついてこい」
縁側へと連れ出される由羅。
土方は煙草に火をつける。
由羅「一本ちょーだい」
土「あ?」
由羅「やめてたのに横で吸うお前が悪い」
舌打ちしつつも土方は一本手に取り由羅へと渡す。
渡されたライターで何も考えずに火をつけるが、ふとライターに目をやり思わず吹き出した。
由羅「ぶふぉっ!何このライター!」
土「あ...あぁ、良いだろ」
少し照れたように笑う土方。
由羅「何が!?お前その顔でライターがマヨネーズってどうなの!?お前ただでさえキャラ濃いのにどんだけ濃いの!?」
土「うるっせぇよ!お前はもうちょっと捕らわれの身だっていう自覚をしろ!」
由羅「えぇー、俺そんなキャラじゃないしぃ」
そう言って由羅は煙を吸う。
その横顔は楽しそうで。
土「お前ほんと能天気だな」
由羅「お前の顔が怖い分俺がとりわけ能天気なんだよ」
土「もし万が一、いや億が一、お前が隊士になったとしたら脱退したくなるくらいこき使ってやる」
由羅「怖いなぁ、ジャ◯プの定義は友情努力勝利でしょうよ」
土「残念だったな、俺はマ◯ジン派だ」
由羅「そういう問題?」
土「うるせぇ、御託ばっか並べてねぇで黙ってろ」
由羅「黙っててもなんだし」
土「...お前もし真選組に入れなかった場合取り調べのあれこれを受けるって事ァ考えてたのか?」
由羅「そん時のために乱猫の力は解きたくなかったんだよなぁ」
逃げる気満々で帰ってきた由羅の言葉に土方はため息をつく。