第1訓 猫の出会い
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銀「ゴリラ、連れて来たぞ」
真選組の中へ入り、銀時達に連れられ一室の前に着く。
閉められた襖の前で銀時が声をかけた。
「おう、入ってくれ」の声で新八が失礼します。と声をかけ中へ入る。
近「おぉ、君が...」
由羅「わぁ、ゴリラが喋ってるぅ」(小声)
神「由羅、こいつはこう見えてもギリギリゴリラある」(小声)
新「それゴリラだからね。ちゃんと人間ですから」(小声)
一つの部屋に近藤、銀時、新八、神楽、由羅がいる事に対し不用心すぎやしないかと由羅は考える。
そして皆が言っていたゴリラの単語に納得する。
由羅「お時間とってもらってすいませんね」
近「いや...確実なアリバイがあるみたいなんでな、今回の事で迷惑をかけたなら申し訳ない。狭いところですまないが座ってくれ」
近藤の前に由羅が座る。
由羅「三人ともありがとー。もうここからは大丈夫だから」
と言って茶封筒を銀時に渡す。
中身を確認して、銀時は嬉しそうに「まいどありぃ」と嬉しそうに去っていった。
ゴホン、と近藤さんは咳払いをして話を始める。
近「昨日万事屋にいたそうだね」
由羅「確実なアリバイが欲しくてよろずや?に頼んだんだ。見たところ信頼も深そうだな」
近「はは、腐れ縁でね。...昨日も乱猫事件があった。君は捜査に協力したいとも聞いたんだが」
少しの沈黙の後に由羅が話を始める。
由羅「...俺の事何かしらしてぇのは分かってるんだよ今回の件」
近「詳しく聞かせてくれ」
由羅「同種の天人って事ァ分かってんすけどね...訳あって追われてる身だ。つってもそこを詳しく言わない事には信用できないか...」
小さなため息をついた後に由羅は言葉を紡ぐ。
由羅「俺、元々ある団体にいたんだけどもう戦闘ばっかの日が嫌になって。でも中々抜けさせてくれねぇから逃げてきたんだけどまさかこんな所にまで追っかけてくるたぁな」
嘲笑うかのような笑みをこぼす由羅。
近「そうか...なんせこの話は上に通してみない事にはどうともできなくてな、困ってるのにすまない」
由羅「話聞いてくれてるだけでありがてぇ」
なんだ、いいゴリラだなとか考えつつも由羅は話を続ける。
近「とりあえず明日には上と話をつけてみるようにするよ。今日はどうする?その耳や尻尾じゃ目立ってしまうが...」
由羅「とりあえずそちらさん達にも信用もらうためにも、物置でも構わねえから置いてくれねぇか」
近藤さんは少し考えた後にそうだな、と頷いた。
由羅「世話んなります」