第1訓 猫の出会い
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高杉「必ず戻ってこい」
「分かってる」
高杉「裏切りは許さねえからな」
「あぁ。ちゃんと、帰って来るから、ーー。」
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*猫の出会い*
ある寒い夜。
路地裏のいかにもな場所。
人間にはあるはずのない、キラキラと月の光に反射され光る耳と尻尾を風になびかせながらソレは少し微笑んだ。
「久々に戻ってきたな、 ...地に足をつけてるのが懐かしいと思える位だ」
独り言を呟くモノの足元には死体が一つ。
辺りには独特の血の臭いが鼻をつくが、それを愛しむように目を細めた。
「朝にはかけつけてくれよ、幕府のわんこ」
刀についた血をペロリと舐めとり、刀をまじまじと見つめる。
刀にはたっぷりと人間の油が付いており、
「これ、隠しておいた方がいいかな」と独り言をつぶやき、その場を後にしたのだった。
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