はらはらと舞うは恋の風花

【はらはらと舞うは恋の風花㉓】
⚠bl苦手な方はスルーしてください⚠


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大我side
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古民家の一棟貸しなんて、一体この旅行にいくら使ったのか聞きたい。

これは俺からのプレゼントだからと、昨夜と同じことを言われかねない。

「北斗、ありがとう」

「ふふっ。なに?改まって」

照れ隠しにクスッと笑うから、続けて言う。

「………好き」

「…あのさ、明日は帰るだけだと思って煽ってる?」

眉をピクリとあげて悪戯っぽく微笑むと、そっと触れるだけのキスを落として、ベッドに降ろされた。

「家に帰ってからしような?」

「…やだ。今、北斗が欲しい」

ずっと薬指には婚約指輪と結婚指輪しか付けないと公言して、俺達の仕事柄、外でなんて付けられないけれど、まさかこの旅で貰えるなんて思ってもいなかったから、それがどんなに嬉しかったか、きっと北斗には分からないだろう。

「…っ。あなたね…」

「俺を煽るだけ煽ってるのは、北斗だからね?」

北斗のシャツに手を掛けたら、腕を引かれて上半身を起こされた。

向き合って互いの服を脱がせ合いながらキスをするけれど、焦れったいのか、北斗がTシャツを無造作に脱いで床に放ると、露になるその引き締まった上裸に鼓動が跳ねた。

この身体に抱かれるのが、こんな薄っぺらい貧相な身体の自分でいいのだろうか。

「…ん…北斗…」

「京本…下も脱がせて?」

耳元で吐息で囁かれて、ズボンに手を掛けると、しっかりと主張する北斗のものに腹の底が疼く。

「…っ。触んなくていいからッ」

「触んないと脱がせられな…あッ…」

ベッドに押し倒されて、下着ごとズボンを脱がされたら、纏うものをなくした俺の身体を北斗の煽情的な瞳が見下ろす。

「今日は優しくする」

「…なに?」

「じゃないと怒られそうだから」

「ふはっ。誰に!?……んッ」

降るように何度も肌にキスを落としながら、下へと身体を移動させる。

「やッ…待ってそこは…ッ」

「だめ。京本の全部欲しいから、隠さないで?」

閉じた脚を開かれて、ゆっくりと自身が北斗の口内へ収まるのを上目遣いで見せつけられた。

なんて背徳的で淫靡な光景だろう。

ただ、そんな思考はすぐに泡のように掻き消されて、北斗の全てで俺は満たされてゆくんだ。
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【続く】
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