イチジ
ねぇ」
そう言って目の前に居る特徴的な髪型と服装の……ヴィンスモーク・イチジ、まぁ私の彼氏に声を掛ける。
「……」
返事がない。
「ねぇってば」
「……」
二回目も返事がない。
「ちょっとイチジ!」
いい加減頭に来たから、耳元で大きな声で名前を呼んでやった。
「……あぁ、なんだ?」
イチジは、さも今気付きましたって感じの顔で返事をする。
「もー!さっきから呼んでるんだから返事してよね!」
こっちは用事があって呼んでるんだから。
「悪い。……で、何の用だ?」
少しの沈黙。
「あ、えっと…………何だったっけ?」
「俺に聞かれても困るんだが」
イチジが困ったようにこっちを向き、そう言った。
さっきの一連の事で忘れちゃったじゃん!イチジの馬鹿!
「俺は馬鹿じゃない。少なくともお前よりは、な」
「ひっど!……ってそんな事はどうでも良くて……。イチジ最近疲れてるんじゃない?ほら、さっきの呼びかけだって気付いてなかったみたいだし……」
仕事が色々と立て込んでて、ここ数日ろくに睡眠も取れなかったもんなぁ。ちょっと心配……かも。
「大丈夫だ」
「大丈夫じゃないでしょ。ここ数日ずっと仕事ばっかで睡眠も全然取れてなかったじゃん!……私も全然構ってもらえなかったし……」
少し不貞腐れ気味に言ってみる……。
だって一週間はまともに喋ってないんだよ!辛すぎでしょ!
そう思っていた瞬間、身体が浮いた。
持ち上がった、の方が正しいか。
「えっ、なっ、な、何!?」
「じっとしてろ」
「あ、はい」
イチジに姫抱き……所謂お姫様抱っこをされ、ベッドの上に降ろされた。
待って、これって……!
とか期待してた私が馬鹿でした。
布団の中でイチジに抱き締められたと思ったら、数秒後に寝息が聞こえた。
きっと寝た……んだと思う。
本当はすっごく構って欲しかったけど……イチジの体調が悪くなったら元も子もないもんね。
まぁその代わり私はドキドキし過ぎて眠れないけど笑
またの御来店を心よりお待ちしております。
そう言って目の前に居る特徴的な髪型と服装の……ヴィンスモーク・イチジ、まぁ私の彼氏に声を掛ける。
「……」
返事がない。
「ねぇってば」
「……」
二回目も返事がない。
「ちょっとイチジ!」
いい加減頭に来たから、耳元で大きな声で名前を呼んでやった。
「……あぁ、なんだ?」
イチジは、さも今気付きましたって感じの顔で返事をする。
「もー!さっきから呼んでるんだから返事してよね!」
こっちは用事があって呼んでるんだから。
「悪い。……で、何の用だ?」
少しの沈黙。
「あ、えっと…………何だったっけ?」
「俺に聞かれても困るんだが」
イチジが困ったようにこっちを向き、そう言った。
さっきの一連の事で忘れちゃったじゃん!イチジの馬鹿!
「俺は馬鹿じゃない。少なくともお前よりは、な」
「ひっど!……ってそんな事はどうでも良くて……。イチジ最近疲れてるんじゃない?ほら、さっきの呼びかけだって気付いてなかったみたいだし……」
仕事が色々と立て込んでて、ここ数日ろくに睡眠も取れなかったもんなぁ。ちょっと心配……かも。
「大丈夫だ」
「大丈夫じゃないでしょ。ここ数日ずっと仕事ばっかで睡眠も全然取れてなかったじゃん!……私も全然構ってもらえなかったし……」
少し不貞腐れ気味に言ってみる……。
だって一週間はまともに喋ってないんだよ!辛すぎでしょ!
そう思っていた瞬間、身体が浮いた。
持ち上がった、の方が正しいか。
「えっ、なっ、な、何!?」
「じっとしてろ」
「あ、はい」
イチジに姫抱き……所謂お姫様抱っこをされ、ベッドの上に降ろされた。
待って、これって……!
とか期待してた私が馬鹿でした。
布団の中でイチジに抱き締められたと思ったら、数秒後に寝息が聞こえた。
きっと寝た……んだと思う。
本当はすっごく構って欲しかったけど……イチジの体調が悪くなったら元も子もないもんね。
まぁその代わり私はドキドキし過ぎて眠れないけど笑
またの御来店を心よりお待ちしております。