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ルフィ

愛しの彼は、いつも麦わら帽子を被っている。

自分の目標で、命の恩人に貰ったのだと言っていた。



「シャンクスっていって、すっげぇ海賊なんだ!!!」



って、自慢げに話してたよね。

余程の常識外れじゃない限り、シャンクスって名前聞いただけで凄いことは分かるよ。


だけどそれを知らないで自慢げに話してるところとか、天然で鈍感なところとか、自分勝手で自由人なところとか。

全部が大好き。



「おーい!!!」

「おわっ!ルフィ!」



ルフィが私を後ろから抱き締める。



「何してんだ?」

「面白いことは何にもしてないよ。ただ本読んでただけ」



そう言って手に持っていた本を見せる。



「ふーん」



面白くなさそうに変事をする彼。


だから言ったでしょ?面白いことはしてないよって。



「なぁ、こっち向いてくれ」

「ん?何……!!?」



振り返ると唇に柔らかい感触。



「にししっ」



ルフィのしてやったりな顔。


その二つだけで、ルフィが私に何をしたかを理解するのには充分だった。



「ちょっ、ルフィ!……もう、ばか」



キスをしたことを理解した途端、恥ずかしくなって本で顔を覆う。


顔朱くなってるだろうなぁ……。





「まだ初々しいわね~。はぁ、若いって羨ましいわ」



甲板には約一名、ルフィ達を見て愚痴を垂らしている者がいた。



「いやお前も充分まだ若ぇだろ!!」



それに対して突っ込んでいる者もいた。









またの御来店を心よりお待ちしております。
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