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シャンクス

「……退いて下さい船長」

「やだ」


え、ふざけんなよ。寝たいんですけど。


「子供ですか」


今は宴が終わった後の最悪の時間。

もうそろそろ日にちが変わるので部屋に戻りたい。


「船長。退いて下さい邪魔です」

「いいじゃねぇか!」

「良くないです。もう寝たいんです。眠いんです。早く部屋に戻って下さい」


そう言うと船長は不貞腐れてしまった。

いやほんとに子供かよ!


「船長もう行きますからね。引っ張りますよー」


酔っ払った船長を引き摺って部屋まで連れていこうとすると、抱き締められた。


「せっ、船長……!?」


驚いて振り向くと、船長は抱き着いたまま肩に頭を乗っけて寝ていた。


何なのまじで。

今のドキドキ返せや。


── chu


「……ばか。」


船長の首元に赤いシルシを付けて、部屋に戻った。






次の日。

「んぁ?んだこれ」

「あ、船長……」

「なーなー!これなんだと思──」

「むっ、虫刺されじゃないですかね!」

「そうかー?」


船長、鈍感すぎます。








またの御来店を心よりお待ちしております。
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