うたわれるものたち
【ハク殿の失敗】
「やばい…。やってもーた…。」
ハクは自分の仕出かした目の前の惨状に固まった。
ーーーーーー。
◇◇◇◇
色々な紆余曲折を経て、自分は今トゥスクル始祖皇ハクオロからアイスマンの仮面を受け継ぎ、ついでにウィツァルネミテアの能力も貰い受ける事となった。
おかげで今日からは、憧れの悠々自適なニート生活、ゲット!である。
それでついでに始祖皇ハクオロには、ただの人間に戻って現世で働け!と人間の身体を与えたところ………
「ヴォ…、ヴァ…、ヴェ………」
「すまん!…てかいや、まだそれ活きてたのかよ?!その呪い!!」
思わず頭を抱えて絶叫する。
ナンテコッタ!!
まさかまさか、人間にした途端、タタリになるとは……?!
コレは元々、アイスマンと合体したウィツァルネミテアが人間に課した呪い。
兄貴と自分は肉体改造で人間とは別物になったおかげで免れた訳だが…。
…そうか。
この場合、人間ではなく真人の体を与えるべきだった。
どうしよう…、もう戻せないのか?
リセットしてセーブポイントからやり直しとか出来ないか?
ウィツァルネミテアのの能力って確か何かを代償とすれば、ほぼ不可能は無いはずだよな…?
確かタタリを人間に戻すのだって、代償に何されるか分からないから願わなかっただけで、出来ない訳じゃ無かったよな?
実際ウォシスがウィツァルネミテア化した時も、代償が悪意に満ちて居ただけで、概ね物理的に不可能なはずのとんでもないことをサラッと普通にヤラカシまくってたよな?
うん。出来る。
きっと出来る。
何とか出来るはず。
ただ問題は、誰が何に対してどんな代償を支払うか、である。
願うのは自分だ。
『すみません。タタリにしたのは間違いなので、真人にして下さい』
なら、代償を払うのも自分自身。
…で、一体何を………?
「ヴァ…、ヴァ〜……」
そんな思案を巡らせてる間にも、目の前のタタリは蠢いている。
だが襲ってくる様子はない。
どうやら知能は無いものの、ハクオロさんの意識は若干残ってるらしく、突然の事態に戸惑ってるらしき感情的なものが伝わって来る。
「う…、まあいい!とりあえず今はコッチが先だ。えいっ!」
するとタタリが眩しく光を放ち、次の瞬間、普通にかつての姿をしたハクオロ始祖皇が現れ、ハクはホッと胸を撫で下ろした。
「おお、これは…。今一瞬、目の前が真っ赤に染まって、まるで身体が溶けた様に感じたので一体何事かと思ったが……、この私に、現実の肉体を与えてくれたのか?!」
幸い、タタリと化していた間は知性が無くなったおかげで状況を自覚出来なかったらしい。
しめしめ…。
「そ、そうだ。どうせ今まで十数年も食っちゃ寝生活して来たんだろ?
全くもって羨まケシカラン!
そのポジションは自分が変わってやるから、お前さんは現世に戻って、労働の有り難みを満喫するが良い!」
思わず内心の動揺を悟られまいと、若干偉そうに言ってやった。
そんなこんなで、蹴り飛ばすくらいの勢いでハクオロを追い出し、その場に座すると、やっとひと息ついた。
何はともあれ、何度も言うが、やっと手に入れたニート生活である。
だいたい今まで、自分は相当頑張った。
名前も忘れた地下生活時代、なんだかんだと社畜の様に働いた。
兄貴や師匠や先輩同僚、あちこち呼ばれては手伝いやなんやかや。
自室に引き篭もっても持ち帰りや自身の研究課題でいっぱいいっぱい。
挙句兄貴に呼ばれたかと思えば、真人実験で唯一の成功者なんぞに。
しかもコールドスリープから目覚めて早々ボロギギリに追われ、更に日常でも肉体労働や戦闘に追われる日々。
そして結局最後には、魂使い果たしてここに至った訳だが…。
それで言うと、自分が死んじまった事で、兄貴の願いは悉く潰えた事になるのかな?
いや、でもまあハクオロさんが現世に戻ったから二人目の真人が誕生したって事だ。
それにモテモテの好色皇で有名なハクオロさんなら、自分よりよっぽど子孫繁栄には貢献出来るだろうし、将来有望な人材だよな。
うんうん。適材適所。
やっぱ自分の采配に間違いは無い!
…で、残る問題は…。
「…てかさあ、自分で自分に代償って、別に要らなくね?」
思わず呟いてみる。
『そうはいかぬ…』
すると、何か地の底とも天井とも、身体の内か外からとも知れぬ声が響いた。
「え?…まさか、封印されたウィツァルネミテア?!」
『その通り。我は其方の内に眠りしもの。
表に現れる事は出来なくとも、其方の肉体は滅びようとも、其方の魂と常に共に存在る。
それが、其方の受け継ぎし、能力であり、任である。』
「…はあ。なるほどね〜」
『そして願いの実現には物理法則、エネルギー法則など無縁である。
しかし、その魂と思考の意義に於いて我が思念の欲するところに浅深高低の価値に応じた代償を求むるもの也。』
「え?何だって?…全然意味わからん!」
『……代償を求む』
「…は?…って、結論だけかよ!
え〜と、さっき何つった?魂の意義とか価値の代償って…。
ん〜、もしかして“下らない理由でデカイ事願いやがったらそれなりのもん出せや”、みたいな?」
『……………』
「え?まさかソレって、要はお前の気分次第って事?!」
『其方は一度願った。だがそれは失敗であった。
そしてやり直しを願った。それはかつての我が受けた願いに逆行したものであった。
ならその願いに応じ、其方の大切なモノを差し出すが良い』
「え〜!?そんな…、確かに2回立て続けではあったけど、たった一体のタタリを真人に変えただけじゃ無いか!」
『其方にとって大切なモノとは…』
「やべえ!このパターン!
考えた側から奪おうとしてんな?
ダメだダメだ!何も考えるもんか!
やっと、やっと手に入れた悠々自適なニート生活が始まるってのに!」
『……その代償、貰い受ける』
「え?何言って…、あっ、まさか!!?」
ーヒュううぅぅぅぅぅーーーーーー………………。
「主様」
「おかえりなさいませ、主様」
「あ〜、えっと、ここは?」
「クジュウリ」
「クジュウリの、山の麓になります、主様」
「ああ、なるほど。
そっか……、つまりコレは………」
ーーーもう、引きこもれないーーー、って事か……。
ガックリと項垂れる。
だがウィツァルネミテアの能力は無くなってない。
それは分かる。
とりあえず。
懐かしい麓の村に寄ってみる事にした。
通りすがりの子供に願いを聞いて叶えてみた。
うん。特に問題は無い。
懐かしい旅籠の女将さんとクオンが話してるのを見たかけた。
ついでに女将さんの願いを勝手に聞いて、気象具合を春に変えてみた。
コレにはちょっと代償が欲しくなった。
どうやら無理を覆す度合いに応じて、何かが欲しくなるようだ。
「なるほどな〜、ウィツァルネミテアの能力ってこんな感じか〜」
かと言って、自分が勝手にやった事だ。自分が欲しい物を勝手に貰う事にする。
「久しぶりだな、クオン…」
目的のモノを求めてそこに行くと、クオンはスヤスヤと気持ち良さそうに寝ていた。
「全く…、いくら囲炉裏の側が暖いからって、そんなトコで寝てたら風邪ひくだろー!」
本当はちゃんと起こして挨拶のひとつもしたかったが、ちょっと揺すったくらいじゃ起きなかった。
仕方がないので自分の着ていた羽織を被せる。
一度戦った時に見ていたはずだから、コレで自分が来た事に気付いてくれるだろう。
そして勝手に荷物をあさり、目的のモノ、鉄扇を取り出す。
久々の感触は、やはりしっくりと手に馴染む。
この鉄扇は、元々トゥスクルの名の由来である、偉大な薬師の持ち物だったと言う。
それが巡り巡ってハクの武器となってた訳だが、不思議と最初からハクの手に馴染んでいた。
それはかつての所持者、ハクオロも感じていたそうだ。
「意外とこれも、オンヴィタイカヤン向けの、人間用アイテムだったのかな?」
などと呟きながら、光にかざし、慣れた手付きで開いては閉じ、払ってみたりと、使用感を試した。
「うん。やっぱコレだな」
思わず満足げに頬が緩んだ。
ハクであった頃も、オシュトルとなってからも、コレと共に戦場を駆け抜けた。
つい先日の事のように思うのに、やはり現世と隠り世の時間が違うせいか、随分懐しい気がしてしまう。
「クジュウリに春をもたらした代償、貰い受けるぞ!」
ーーーじゃあなーーー。
「んぅ……、ハ…ク…………」
多分、ユメウツツに聴こえてはいるだろう。
そのまま起こさないように気を付けて、その場を後にした。
◇◇◇◇
「さて、と………」
失敗した願いの代償、引き篭もり禁止令は、ある意味封印されたウィツァルネミテアの気分によるものだ。
だと言うのに、結構侮れない拘束力が働くらしく、目的地など浮かばないにも関わらず、ひと所に留まっていられない、ひとまず何処かへ移動せねば、と言った衝動に駆られる。
「…ったく、とんだ呪いを受けた気分だ…。
トホホ…、としか言いようがない」
「大丈夫」
「何処までもお供します、主様」
「ああ、サンキューな。
ほんじゃまあとりあえず、エンナカムイにでも行って、母上にご挨拶してくるか!」
クジュウリは春。
空は快晴。
悪くない旅日和だーーー。
「やばい…。やってもーた…。」
ハクは自分の仕出かした目の前の惨状に固まった。
ーーーーーー。
◇◇◇◇
色々な紆余曲折を経て、自分は今トゥスクル始祖皇ハクオロからアイスマンの仮面を受け継ぎ、ついでにウィツァルネミテアの能力も貰い受ける事となった。
おかげで今日からは、憧れの悠々自適なニート生活、ゲット!である。
それでついでに始祖皇ハクオロには、ただの人間に戻って現世で働け!と人間の身体を与えたところ………
「ヴォ…、ヴァ…、ヴェ………」
「すまん!…てかいや、まだそれ活きてたのかよ?!その呪い!!」
思わず頭を抱えて絶叫する。
ナンテコッタ!!
まさかまさか、人間にした途端、タタリになるとは……?!
コレは元々、アイスマンと合体したウィツァルネミテアが人間に課した呪い。
兄貴と自分は肉体改造で人間とは別物になったおかげで免れた訳だが…。
…そうか。
この場合、人間ではなく真人の体を与えるべきだった。
どうしよう…、もう戻せないのか?
リセットしてセーブポイントからやり直しとか出来ないか?
ウィツァルネミテアのの能力って確か何かを代償とすれば、ほぼ不可能は無いはずだよな…?
確かタタリを人間に戻すのだって、代償に何されるか分からないから願わなかっただけで、出来ない訳じゃ無かったよな?
実際ウォシスがウィツァルネミテア化した時も、代償が悪意に満ちて居ただけで、概ね物理的に不可能なはずのとんでもないことをサラッと普通にヤラカシまくってたよな?
うん。出来る。
きっと出来る。
何とか出来るはず。
ただ問題は、誰が何に対してどんな代償を支払うか、である。
願うのは自分だ。
『すみません。タタリにしたのは間違いなので、真人にして下さい』
なら、代償を払うのも自分自身。
…で、一体何を………?
「ヴァ…、ヴァ〜……」
そんな思案を巡らせてる間にも、目の前のタタリは蠢いている。
だが襲ってくる様子はない。
どうやら知能は無いものの、ハクオロさんの意識は若干残ってるらしく、突然の事態に戸惑ってるらしき感情的なものが伝わって来る。
「う…、まあいい!とりあえず今はコッチが先だ。えいっ!」
するとタタリが眩しく光を放ち、次の瞬間、普通にかつての姿をしたハクオロ始祖皇が現れ、ハクはホッと胸を撫で下ろした。
「おお、これは…。今一瞬、目の前が真っ赤に染まって、まるで身体が溶けた様に感じたので一体何事かと思ったが……、この私に、現実の肉体を与えてくれたのか?!」
幸い、タタリと化していた間は知性が無くなったおかげで状況を自覚出来なかったらしい。
しめしめ…。
「そ、そうだ。どうせ今まで十数年も食っちゃ寝生活して来たんだろ?
全くもって羨まケシカラン!
そのポジションは自分が変わってやるから、お前さんは現世に戻って、労働の有り難みを満喫するが良い!」
思わず内心の動揺を悟られまいと、若干偉そうに言ってやった。
そんなこんなで、蹴り飛ばすくらいの勢いでハクオロを追い出し、その場に座すると、やっとひと息ついた。
何はともあれ、何度も言うが、やっと手に入れたニート生活である。
だいたい今まで、自分は相当頑張った。
名前も忘れた地下生活時代、なんだかんだと社畜の様に働いた。
兄貴や師匠や先輩同僚、あちこち呼ばれては手伝いやなんやかや。
自室に引き篭もっても持ち帰りや自身の研究課題でいっぱいいっぱい。
挙句兄貴に呼ばれたかと思えば、真人実験で唯一の成功者なんぞに。
しかもコールドスリープから目覚めて早々ボロギギリに追われ、更に日常でも肉体労働や戦闘に追われる日々。
そして結局最後には、魂使い果たしてここに至った訳だが…。
それで言うと、自分が死んじまった事で、兄貴の願いは悉く潰えた事になるのかな?
いや、でもまあハクオロさんが現世に戻ったから二人目の真人が誕生したって事だ。
それにモテモテの好色皇で有名なハクオロさんなら、自分よりよっぽど子孫繁栄には貢献出来るだろうし、将来有望な人材だよな。
うんうん。適材適所。
やっぱ自分の采配に間違いは無い!
…で、残る問題は…。
「…てかさあ、自分で自分に代償って、別に要らなくね?」
思わず呟いてみる。
『そうはいかぬ…』
すると、何か地の底とも天井とも、身体の内か外からとも知れぬ声が響いた。
「え?…まさか、封印されたウィツァルネミテア?!」
『その通り。我は其方の内に眠りしもの。
表に現れる事は出来なくとも、其方の肉体は滅びようとも、其方の魂と常に共に存在る。
それが、其方の受け継ぎし、能力であり、任である。』
「…はあ。なるほどね〜」
『そして願いの実現には物理法則、エネルギー法則など無縁である。
しかし、その魂と思考の意義に於いて我が思念の欲するところに浅深高低の価値に応じた代償を求むるもの也。』
「え?何だって?…全然意味わからん!」
『……代償を求む』
「…は?…って、結論だけかよ!
え〜と、さっき何つった?魂の意義とか価値の代償って…。
ん〜、もしかして“下らない理由でデカイ事願いやがったらそれなりのもん出せや”、みたいな?」
『……………』
「え?まさかソレって、要はお前の気分次第って事?!」
『其方は一度願った。だがそれは失敗であった。
そしてやり直しを願った。それはかつての我が受けた願いに逆行したものであった。
ならその願いに応じ、其方の大切なモノを差し出すが良い』
「え〜!?そんな…、確かに2回立て続けではあったけど、たった一体のタタリを真人に変えただけじゃ無いか!」
『其方にとって大切なモノとは…』
「やべえ!このパターン!
考えた側から奪おうとしてんな?
ダメだダメだ!何も考えるもんか!
やっと、やっと手に入れた悠々自適なニート生活が始まるってのに!」
『……その代償、貰い受ける』
「え?何言って…、あっ、まさか!!?」
ーヒュううぅぅぅぅぅーーーーーー………………。
「主様」
「おかえりなさいませ、主様」
「あ〜、えっと、ここは?」
「クジュウリ」
「クジュウリの、山の麓になります、主様」
「ああ、なるほど。
そっか……、つまりコレは………」
ーーーもう、引きこもれないーーー、って事か……。
ガックリと項垂れる。
だがウィツァルネミテアの能力は無くなってない。
それは分かる。
とりあえず。
懐かしい麓の村に寄ってみる事にした。
通りすがりの子供に願いを聞いて叶えてみた。
うん。特に問題は無い。
懐かしい旅籠の女将さんとクオンが話してるのを見たかけた。
ついでに女将さんの願いを勝手に聞いて、気象具合を春に変えてみた。
コレにはちょっと代償が欲しくなった。
どうやら無理を覆す度合いに応じて、何かが欲しくなるようだ。
「なるほどな〜、ウィツァルネミテアの能力ってこんな感じか〜」
かと言って、自分が勝手にやった事だ。自分が欲しい物を勝手に貰う事にする。
「久しぶりだな、クオン…」
目的のモノを求めてそこに行くと、クオンはスヤスヤと気持ち良さそうに寝ていた。
「全く…、いくら囲炉裏の側が暖いからって、そんなトコで寝てたら風邪ひくだろー!」
本当はちゃんと起こして挨拶のひとつもしたかったが、ちょっと揺すったくらいじゃ起きなかった。
仕方がないので自分の着ていた羽織を被せる。
一度戦った時に見ていたはずだから、コレで自分が来た事に気付いてくれるだろう。
そして勝手に荷物をあさり、目的のモノ、鉄扇を取り出す。
久々の感触は、やはりしっくりと手に馴染む。
この鉄扇は、元々トゥスクルの名の由来である、偉大な薬師の持ち物だったと言う。
それが巡り巡ってハクの武器となってた訳だが、不思議と最初からハクの手に馴染んでいた。
それはかつての所持者、ハクオロも感じていたそうだ。
「意外とこれも、オンヴィタイカヤン向けの、人間用アイテムだったのかな?」
などと呟きながら、光にかざし、慣れた手付きで開いては閉じ、払ってみたりと、使用感を試した。
「うん。やっぱコレだな」
思わず満足げに頬が緩んだ。
ハクであった頃も、オシュトルとなってからも、コレと共に戦場を駆け抜けた。
つい先日の事のように思うのに、やはり現世と隠り世の時間が違うせいか、随分懐しい気がしてしまう。
「クジュウリに春をもたらした代償、貰い受けるぞ!」
ーーーじゃあなーーー。
「んぅ……、ハ…ク…………」
多分、ユメウツツに聴こえてはいるだろう。
そのまま起こさないように気を付けて、その場を後にした。
◇◇◇◇
「さて、と………」
失敗した願いの代償、引き篭もり禁止令は、ある意味封印されたウィツァルネミテアの気分によるものだ。
だと言うのに、結構侮れない拘束力が働くらしく、目的地など浮かばないにも関わらず、ひと所に留まっていられない、ひとまず何処かへ移動せねば、と言った衝動に駆られる。
「…ったく、とんだ呪いを受けた気分だ…。
トホホ…、としか言いようがない」
「大丈夫」
「何処までもお供します、主様」
「ああ、サンキューな。
ほんじゃまあとりあえず、エンナカムイにでも行って、母上にご挨拶してくるか!」
クジュウリは春。
空は快晴。
悪くない旅日和だーーー。
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