大2&高3
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純 「さゆちゃん、」
さゆ 「ん?」
純 「そんなカッコで?」
さゆ 「しょーがないじゃん、
衣装だもん、
みんなお揃い、」
絶対、一番派手な人が衣装決めてんやろ、、、
クリスマス前にダンススタジオの勧誘を兼ねたイベントが開かれるらしく。
結構大きな会場で、踊るんやて。
こんな、
ふざけた格好で?
あかんやん。
絶対あかんやつやん。
そう、思ってんけど。
珍しくるっくんは許したらしい。
ダンスの大会の時だけは、
腹も足もOKが出てるそう。
純 「・・・ほんまにぃ?」
開いた胸元。
華奢な鎖骨は丸出しで。
もちろんいつも通り、
ヘソはしっかり出てる。
ついでにとんでもない、ミニスカート。
黒のタイト、レザー調。
オールバックで、
高い位置にポニーテール?ってやつ、
今日はストレート。
なにやら、韓国アイドルのカバーをするとか。
どーなってんの、ほんま、令和は。
そんなん思ってんのは俺だけ?
って、イベント中ずっと不機嫌な俺。
そら、ダンスは驚くほど上手やってんけど。
何より色々、見えへんかとか、気になってもて。
さゆ 「センパイ、ココ、シワすごいよ、」
イベントも無事終わり、送り届ける最中。
さゆちゃんは立ち止まって、
俺の眉間にほっそい人差し指を当てた。
純 「・・・ごめん、」
わかってる、
翔也くんや祥生くんがよく言う、
俺、こんなパパやっけ?ってやつや。
わかってんねん。
さゆちゃんも、俺のこーゆーとこ、
あんま好きちゃうん、
知ってんねん。
けど。
さゆ 「ぐりぐりぐりー」
今日はまた一段と、
派手な爪で俺の眉間を押すさゆちゃん。
純 「痛いねんけどー、
もー、ほんま、ごめん。
俺、こーゆーとこあかんって
わかってんねん、」
さゆ 「ふふふ、
あたし、
イヤじゃないよ?」
純 「へ?」
さゆ 「知ってるでしょ、
忘れてない?
あたしの基準は、るっくんなんだから。
るっくんなんか、
もっとすごかったよw
一番最初にこーゆーのやった時なんか、
終わった瞬間に
ベンチコート巻かれたからw」
周りのお姉様方、チョー笑ってたよって、
自分がベンチコート役になって、
後ろから俺に抱きついてくるから。
もぉ、
ほんまかわいすぎて。
そやねん、
このコ、
こーゆーとこがまた、
素敵やねん。
俺を、甘やかしすぎやで?
どんどん、
悪化するわ、過保護。
純 「ほんまや、忘れてたw」
さゆ 「今ではお許しが出てるからね、
時間ってすごいよね」
色々、時間が解決してくれるんだねーなんて、
オトナぶって言うもんやから。
純 「さゆちゃん、」
さゆ 「おっと、離れますよ、」
純 「ちゃうわ、
もーちょい、こーしてて、」
背後から腰に回った手。
ぎゅっと掴んで。
俺の、ベンチコートに、なってもらお。
いつも暖めたいと思ってんねんけど。
結局は、
さゆちゃんに暖められんねん、心。
これはもう、
さゆちゃんと過ごした人間にしかわかれへん、
特権やね。
さゆ 「このままでいいの?
チューできないよ?」
純 「・・・悩ましいなぁ、」
トドメ、
刺したな?
ほんま、すき。
たまに、
小悪魔な瞬間も。
えんど