大2&高3
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豆 「せーんぱい!」
さゆ 「わ、まめはらくん、どーしたの?」
生徒玄関で、
後ろから肩を叩かれて。
豆 「今帰りですか?
今日は珍しく、翔也先輩と帰らないんですね、」
さゆ 「体育祭終わったしね、
普段から毎日一緒に帰るわけじゃないよ、
まめはらくんは?
どーしたの?
なんか、久しぶり。」
隣に並ぶ、まめはらくん。
豆 「・・・あんまり押しすぎても、
せんぱい引きそうだし。
ちょっとおとなしくしてました、」
そう言って、はにかむまめはらくんは、
きっとモテるんだろうね。
さゆ 「・・・うっわ、
やばいね、これは、
キュンだわ。」
豆 「また子供扱い〜」
さゆ 「ちがうって、豆柴扱い!」
わしわしっと、
髪を撫でると。
豆 「もー、やめてくださいよー、」
さゆ 「まめはらくん、
意外と背、高いね、」
豆 「ええ?
そーですか?」
さゆ 「うん、ナマイキだ、豆柴なのに、」
豆 「なんでw」
さゆ 「雨、止まないねー、
朝降ってなかったからさ、」
傘、忘れちゃったよ、
豆 「もしかして、傘、忘れました?」
さゆ 「そーなの、」
豆 「僕持ってますよ、一緒に入りませんか?」
さゆ 「え、いいよ、うちすぐそこだし。
まめはらくんが濡れちゃう、」
豆 「大丈夫!
ほら!」
傘を開いて、
手首を引っ張るまめはらくん。
意外と、
手もゴツい。
狭い傘の中に、
連れ込まれて。
さゆ 「ほんと、いーよ?
ほら、肩濡れてる、」
豆 「じゃあ、
もっとこっち、」
ぐいっと、
肩を抱かれて。
手だけじゃなかった。
意外と、逞しい胸板。
顔に、似合わず。
油断した。
さゆ 「まめはらくん、」
一応、
言っておいた方がいいかなって、
カレシ、いるよって。
その言葉を遮られて。
豆 「せんぱい、」
さゆ 「うん?」
豆 「濡れてますよ、」
さゆ 「あ、うん、」
大丈夫、
そう言いかけたら。
まめはらくんは、
雨の中、立ち止まって。
豆 「・・・せんぱい、」
さゆ 「なに?」
豆 「・・・この間の、
本気なんで、」
さゆ 「・・・ま、めはら、くん、」
真っ直ぐな目に。
気遅れして。
一歩、遅かった。
力強く、
抱きしめられて。
まめはらくん、
持ってた傘、
落とした。