人質
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さゆ 「あっは!
ほんと!もぉ!
めっちゃ笑った!」
純 「ええ〜?そーなん⁈
だって、着てくってなったら、
あれしかあれへんやん、会計の仕方w」
さゆ 「あるよー!
ほんっと、久々めっちゃ笑った!
服着たまま、タグびよーんってw」
純 「笑いすぎやんw」
さゆ 「しかも、
真顔でタグ切ってくださいってw
店員さんも笑い堪えてたよw」
純 「えー⁈そーなん⁈
しっつれいなw」
笑いながら、駅ビルを出る。
結局、
トータルコーディネート、
わたし好みになってしまったのに。
すごく、満足だって。
笑う純喜。
さゆ 「ほんっと、純喜といると楽しいよね、
いつも笑ってる気がするw」
純 「・・・そぉ?
嬉しいこと、言うてくれるやん。
でも、俺もやで?」
買ったばかりの、伊達メガネ。
あんまり、似合わないね。
真っ直ぐ、わたしを見つめるから。
なんだか照れ臭くて、
目を逸らす。
さゆ 「え?」
純 「俺も、さゆちゃんとおったら、
ずっと笑てる、ずっと楽しいねん。」
さゆ 「そう?
ありがと、う、じゅん、き?」
言いながら、
純喜の手が伸びてきて。
優しく、わたしの手を包み込む。
純 「・・・やっぱ、手、繋ご?」
言ってから、
握ってよ。
順番、
逆だから。
さゆ 「・・・ええ?
いいけど、わたしの手、ガサガサだよ、」
純 「・・・それも、ええやん。
がんばってるからやん。」
くっさいセリフ。
純喜だから、
似合うよね。
さゆ 「そ、んなことは、ないけど、」
拓実は、
こんなこと言わないよね。
恥ずかしがり屋で、
素直じゃなくて。
でも、
そこも好きなんだ。
目の前に純喜がいても。
拓実と重ねて。
拓実を思い出す。
わたしは強火のイチゴJAM。
ずっと、
好きだから。