渦
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嘘、だ、
聞かれてたら。
聞かれて、たら。
わたしは強火のイチゴJAM。
拓実と繋がってることは、純喜に、いや誰にも知られちゃいけない。
拓実の声、
特徴的だもんね。
わたしが、拓実と会ってたって、
気付かれた?
さゆ 「ちが、うよ、目に、ゴミが、
いや、雨、かな?
・・・電話の声、聞こえてた?」
純 「なんか、ほんま、微かにやねんけどな、
なんか変やったし心配になって、
・・・気がついたら、飛び出してた」
微かに、か、
よかった、
拓実って、バレてないよね。
さゆ 「・・・優しいんだね、」
拓実といたってことがバレてないか、その不安と。
ほんとに慌てて来たんだろう、スウェット姿の純喜に感じた優しさの。
狭間で揺れて。
純 「・・・誰にでも、ちゃうよ。」
さゆ 「え?」
純 「さゆちゃんやから、」
さゆ 「じゅ、んき、」
目が
合ったら。
純 「・・・さゆちゃん、」
さゆ 「なに?
てか、こんなとこ、誰かに見られたら。
濡れてるし、、、
うち来る?」
純 「ええの?」
さゆ 「風邪でも引かせたら、JAMに怒られるよ」
純 「じゃあ、お邪魔します、」
さゆ 「無防備すぎだよ、純喜丸出しじゃん。
せめて何か、帽子とか、メガネとか、」
純 「ほんまに慌てててん。
何かあったらって、」
さゆ 「そっか、・・・ありがとう。」
