渦
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なのに。
拓実、の、
さゆ 「・・・に、なりたい、」
拓 「え?」
けど。
さゆ 「・・・なれない、」
横取り、みたいな。
誰かを、
拓実の向こうにいる、
本命の彼女を。
傷付けてまで、
この思いを貫き通すのは、
間違ってる。
たとえ、
目の前のこの人の気まぐれで、
一瞬の遊びだとしても。
やっぱり、
わたしが笑って、
誰かがその笑顔の裏で泣くのは、
違うと思うの。
拓 「・・・どー、して、
そんな、頑なに、
何がそんなにあかんの?
お試しでも、いいから、」
さゆ 「そんな失礼なこと、できないよ。
患者さんに。」
拓 「・・・かん、じゃ?
おれ、もう退院したし、
患者じゃ、なくなってんやん?」
さゆ 「カワニシさん、
こういうことは、困ります。
まだ本調子じゃないと思うので、安静に。」
拓 「さゆさん、?」
さゆ 「・・・帰りますね。」
拓 「さゆさん!!」
さゆ 「い、たい、」
掴まれた手が。
熱くて。
熱が、集中するのが、わかる。
心拍数も、高くて。
手首の脈拍で、
バレないよね?
すきだもん。
すきだもんすきだもんすきだもん。
でも、
だめだもん。
わたしも過去に、そういうこと、されたから。
もう、遠い昔だけど。
同じことは、できないよ。
拓 「・・・離さへんよ。
悪いけど、
目、合うまで、」
さゆ 「・・・ほんとに、
困る、
付き合えません。」
拓 「顔、あげてよ。
目、見てよ。」
見れるわけ、ないじゃん。
目見たら。
すきって、バレるじゃん。
わたしは強火のイチゴJAM。
部屋には拓実だらけで。
いつもその目に見つめられながら、暮らしてる。
なのに。
ホンモノの目は。
写真の拓実とは、
比べものにならないんだよ、、、
さゆ 「・・・も、
やめて、」
こんな時に、
女の武器、
使おうと思ったわけじゃないけど。
勝手に出るんだもん。
こんなに近くにいるのに、
わたしはこの人のものには、
この人の1番には、
なれないんだもん。
