交差点
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・・・あれ?
なんか、
あの立ち姿、見覚えが、
純喜くん?
拓 「じゅん!
・・・き、くん、」
大声で。
呼ぼうと思ったら。
細身なマンションのエントランスから、
出てきた純喜くんの。
後ろを女の子が歩いてきて。
もしかして、
この間言ってた彼女?
楽しそ。
ええなぁ。
え、
なんか、抱き合ってるし。
危機感、ないん?
JO1の住むマンションからも、
結構近くて。
打ち上げ帰り、
2次会に行った兄組と。
さっさとゲームしに帰った弟組の。
どちらにも入らず、
あまり飲めないおれは、
ひとり酔い覚ましに途中でタクシーを降りた。
拓 「おれもあんなかってんかな?」
思い出す、
みんなを巻き込んで、
散々暴れ倒した過去。
あの時は、ほんまに運命やと思ってん。
ちゃうかったけど。
ただの
自己顕示欲で、
芸能人になった俺を、
飾りたかっただけの元カノ。
それに、騙されたおれもおれやねんけど。
でも、騙されたとは、
言いたくないのが男の意地。
おれが、みんなに認めて欲しいって言った時。
もうすでにみんなは気付いててんかな?
大恋愛、とかって。
みんなは呼び出したけど。
言っとくけど、
その時のおれの過ちのおかげで、
みんなも割と恋愛できるようになってんから。
そこは感謝してもらいたいねん。
ふらりと、
踵を返して。
目に、入れないように、
家路につく。
純喜くんの彼女。
かわいいやん。
明日言うてやろ。