硝子の蓋
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お互いなかなか予定が合わなくて。
なんとか合わせられたのが、ツアーの最終日。
打ち上げ抜けて来るって、
言ってたけど。
そこまでしなくても。
と思うわたしと、
結衣ちゃんのために、
どうかお願いします。
と思うわたしで揺れる。
純 『え、ちょお待って?
えらい予定合わへんなとは思ってたけど、
2人、夜勤もあんの?』
さゆ 『そーだよ、
こー見えて、看護師です。』
純 『じゃあー、、、
職業柄、
飲む量はコントロールしなあかんなw』
さゆ 『反省してます!
もう飲んでません!』
純 『冗談やてw
めっちゃおもろかったから、
また飲みすぎてよw』
さゆ 『もう飲みません!!』
純 『嘘やって!
楽しく飲んで?』
さゆ 『あの日はほんとに楽しかったの!
わたしたち、
どれだけ待ったと思ってるの!』
純 『それはー、、、
すみません、、』
さゆ 『言いすぎた、ごめんなさい、、
でもほんと、サイコーの1日だったの、、
また次のライブを楽しみに、
毎日がんばれるんだよ?』
純 『そっか、
JAMのみんなは、そーなんや、、
ありがたいなぁ、』
さゆ 『本人に言うことじゃないけど。
とにかく、体に気をつけて?
こんなに連絡も、いらないよ?』
純 『まーまー、
連絡ぐらい、好きにさしてや。』
さゆ 『ほんと、変なの、、』
純 『どっちがやねんw』
毎日毎日、
連絡がきて。
仕事柄、返せないことも多々あるのに。
たくさん、
メッセージが積もっていく。
変なの。
好きなアイドルと、
推しじゃないけど、
連絡とってるなんて、
なんか、変なの。
密封、しないと。
曲がり間違って、
強火のイチゴJAM、
弱火にならないように。
結衣ちゃんのために、
ほんの少しだけ、
硝子の蓋を開けるの。
少しだけ。
すぐに、密封するから。