硝子の蓋
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画面に写し出される、“拓実”の文字。
何?
純 「・・・なに?」
拓 『あ、純喜くん?
よかった、充電器、貸してくれへん?
もうみんな寝てて、』
純 「あー、うん、いや、あのー、
うん、ないねん、」
拓 『へ?』
純 「忘れてん、」
拓 『え、でも昨日使ってへんかった?』
純 「あー、
あれ、瑠姫に借りてん、」
拓 『瑠姫くんもう寝た?』
純 「あー、寝てる寝てる、ぐっすり」
拓 『そっか、どーしよ、
ほんまもう、充電ないわ、』
純 「起きたら、瑠姫に言うとくわ、」
拓 『ありがと、』
純 「ほな、
さゆ 「んー!
きもちわるい!」
純 「わっ、
待って待って、」
拓 『・・・純喜くん?』
純 「なんでもあれへん!切るで!」
拓 『えっ、ちょ、』
聞こえた⁈
タイミング悪っ、
でも、
気持ち悪いって言いながら、
さゆちゃんが眠るベッドの傍に腰掛ける俺の腕に擦り寄ってきた。
それは、
ラッキー。
どっちやねん。
俺。
絶対拓実には会わさへん。
俺のにするって、
決めてん。
こんなん、俺っぽくない。
わかってんねんけど。
拓実が、悪いわけちゃうけど。
なんかちょっと拓実にむかついて。
ズル、したら、
拓実に勝てるかもって。
あいつ、彼女いてるよって。
そんな自分がいてるって、
知らへんかった。
クソガキやん。