強火イチゴJAM
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え、
さゆ 「ちょ、」
純 「・・・しー、」
2人から少し隠れるように、
資材の陰、
すぐ横に立つこの人は、
自身の唇に人差し指を当てて、
逆の手でわたしの手を握った。
なんで、
こんなことするの、
さゆ 「・・・ほんと、無理。」
純 「・・・ごめんって、」
謝るだけで、
離さないんだもん。
勝てるわけないよね、
男女差、仕方ないこと。
なんで?
むかつく、
そう、思うのに。
なに?
このどきどき。
テレビの向こうの人だよ。
それに、拓実じゃない。
他の男の人にされても、
同じように、どきどきするんだよ、きっと。
わたし、あんまり恋愛経験、ないしね。
さゆ 「・・・ほんと、帰らないと、」
純 「・・・そんな急ぐ?」
さゆ 「急ぐ、
もう、会うこともないけど、
ずっと応援してます。」
だめだね。
わたしは強火のイチゴJAM。
他の人に、
少しでもドキドキしちゃだめなんだよ。
それが
今のわたしを造ってるから。
上着の下の、
拓実をギュッと握って。
純 「ちょ、さゆちゃん!!」