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さゆ 「結衣ちゃん、」
結衣 「ん?
なんっか、
殺風景だね、さゆの部屋、
あの拓実だらけの部屋に慣れてたからさぁ、
なんで、拓実まで、捨てたの?」
さゆ 「・・・驚かないで、聞いて?」
手首につけた、
シンプルシルバーのバングル。
大きくて。
結衣 「うん?」
さゆ 「前、入院してた人の話、
したじゃん?
あれ、
拓実だったんだ、」
仕事中以外は、
いつも付けてる。
未練じゃなくて。
思い出。
結衣 「・・・うん、ごめん、知ってた、」
さゆ 「え⁈」
結衣 「瑠姫さんから、聞いてた。
うちの病院、入院してたって。
骨折って言ってたから、
もしかしてって。
でも、ね、
あの話聞いた時はまだ、
知らなかったから、」
さゆ 「・・・言えなくてごめん、」
結衣 「守秘義務だし、
仕方ないよ。」
さゆ 「・・・あの後、
実は何回か、会ったんだ?」
結衣 「・・・もしかして、
それでグッズ全部?」
さゆ 「・・・うん、
ちがうなって、思った。
多分、
わたし、邪魔だなって。」
バングル、見つめて、
思い出す。
結衣 「・・・いつも、それじゃん、」
さゆ 「結衣ちゃん?」
結衣 「いつも、そーやって、
人に譲って、
人のことばっかり、優先して。
なんで、
自分の気持ちに正直になんないの?」
さゆ 「・・・結衣ちゃん、、、」
結衣 「じゃあ瑠姫さんと付き合ってる私は、
瑠姫さんの邪魔なの?」
さゆ 「そんなこと!!」
結衣 「ないって言ってくれるでしょ?
さゆだってそうだよ、
そんなことないの。
そりゃ2人のことだもん、
2人にしかわかんないよ?
でも、
さゆ、ほんとに後悔しない?」
さゆ 「後悔、、」
結衣 「するんじゃない?
わかんないけど。
拓実か、純喜さんか。」
さゆ 「た、くみか、
じゅんき、?」
結衣 「私は、いいと思うけどね。
たまには、自分の気持ち優先しても。
前の病院、辞めたのは正解だったよ?
決めたのはさゆじゃん、
大丈夫、正解だったよ。
もう、
アイツの存在は消した方がいい。」
あー、
なんか寂しいーこの部屋!って。
寝転んだ結衣ちゃん。
私たちの部屋、
お互い部屋の半分がCDとかグッズで埋まってたもんねって、
笑ってくれる結衣ちゃん、
ほんと美人。