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拓 「・・・さゆさん、
さゆさん、
ごめん、
無理さした、」
さゆ 「・・・ん?
あ、ごめ、寝てた?」
目を開けると、
目の前に、拓実のアップ。
ほんと、肌、キメ細かいよね。
何も塗ってないのに、
ピンクのツヤツヤ唇。
拓 「んーや、おれこそ、ごめん、
行きたくないねんけど、
仕事、行かなあかん、」
そう言って、
優しくキスを落とす、
何かのドラマみたいだね。
さゆ 「そっか、
そーだった、
忘れてた、ごめん、
行ってらっしゃい、気をつけてね、」
ちゅって、かわいく音を立てて、
わたしのオデコ、よしよしって、
あんまり前髪上げるの、
好きじゃないんだけど。
この拓実の癖は、別格。
拓 「ん。
さゆさん、ごめん、ほんま、
体、大丈夫?」
まじまじと、見ないで、
もう、
溶けて、
消えちゃうからね。
さゆ 「だいじょーぶ、
早く行って?」
拓 「うん、
また連絡する、」
また、優しくキスをくれて。
さゆ 「・・・拓実!」
ドアノブに、手をかけた拓実、
呼び止めた。
拓 「どした?」
振り向いた拓実、最強だね。
さゆ 「・・・がんばってね、」
にかって、笑って、
その笑顔、
確かに国宝級。
きらきら、やばいね。
拓 「おう!」
ドアの閉まる音。
さゆ 「・・・ばいばい、」
拓実の残像。
ベッドに染み付いた、拓実の甘い香り。
シルバーのブレスレット、忘れてる。
忘れもの、だらけ。
わたしの中に、残った、
拓実が、ここにいたって、実感と、
お腹の違和感と。
すぐに、
消えるね、
そんな
忘れもの。
バイバイ、
わたしの、
JAM人生。