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さゆ 「たくみ、
いっぱい、
ありがとう。」
触れただけのキス、
熱くて。
全身の熱が、そこに集まる。
初めて、
そっちからしてくれた。
拓 「え、?」
なんで、ありがとう?
おれだって、
ウソ、
いっぱいついてたし、
辛い思い、
させたのに。
さゆ 「拓実には、
わかんないよね、
拓実のおかげで、
辛い時、いつも乗り越えてこれたんだよ。
ありがとう。
体に、
気をつけて、
がんばってね、」
ありがとうって、
なに?
拓 「・・・もぉ、
ないんやろ?
隠し事、」
さゆ 「ほんっと人聞き悪いよね〜いつも、」
拓 「はっw
ほんま、おれもウソついてたんに、」
さゆ 「手、離して、
そろそろ、ちゃんとさよなら、しよ、」
拓 「・・・なんで?
ええやん、もう、
全部、
わかったやん、
足りひんかったとこ、」
強く、
強く、
さゆ 「は?」
また、
手に、
力が入るのを。
拓 「おれら、言葉足りひんかっただけ、
もぉ、全部わかったし、
普通に、
恋人になってよ、」
さゆ 「・・・え?」
拓 「なに?」
さゆ 「いや、
無理だよ、」
拓 「はぁ⁈なんでなん!」
さゆ 「・・・ごめん、
まさか、
そんなこと言うと思わなくて、
でももう、
会えないよ、」
拓 「な、んでなん、」
さゆ 「ほんとわたしたち、
言葉、足りなかった。
おかげで、
純喜のこと、
いっぱい傷付けた。
拓実と付き合うからって、
純喜にバイバイ、できないよ」
拓 「な、に?
純喜くんと付き合うってこと?」
さゆ 「・・・そーだね、」
拓 「そ、んなん、
ありえへん、」
さゆ 「さよならだよ、」
拓 「な、んで、?」
さゆ 「ほんとは、
交わらなかったはずなんだよ、
なのに、」
拓 「相変わらずゴチャゴチャうるさいねんけど、」
無理矢理、腕の中に収めて。
キメ顔のおれがいっぱい見てるから、
ほんま、変な感じ。
でもごめん、
純喜くんには、
渡されへんねん。
拓 「・・・じゃあ、このまま、
2番目でええから、
一緒におりたい、」