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さゆ 「・・・な、んで、」
ここに?
携帯番号。
替えに行った。
純喜も、
ついてきてくれて。
何も、
なかったみたいに、
普通にしてたけど。
何を考えてるのか、わからないよ。
どこから、どこまでバレてて。
どれだけ、怒ってるか、想像もつかなくて。
どうして、わたしなのかは、もっとわからない。
ずっと、怖くて。
でもそれは、わたしのせいで。
後先考えず、
ただの、カモフラージュで付き合おって、
言ったわたしがバカだった。
でも、
純喜の優しさとか、
いいところとか、
少しずつ、
見えてきたばかりだったんだよ。
番号、替えて、
軽く、食事したら。
午後から仕事って、笑顔で帰って行った、純喜。
途中で別れて、
家路に着いたら。
想像もしなかった。
マンションのエントランスに、
拓実が立ってた。
なんで、
なんで。
会わないよ、
会わない。
なんで、
わたしの家、知ってるの?
怖いよ、
純喜が教えたとか?
なんで。
なんで。
Uターンして、
マンションを出るけど。
ずるいよね、
エントランスにいるんだもん。
入るまで、気付かなかった。
拓 「・・・逃げんな!」
さゆ 「な、んで、ここ、」
そりゃーそうだよ。
たいして運動神経もないわたしが、
拓実を撒ける、はずもない。
Uターンして、自動ドア開いた辺りですでに、
捕まった。
拓 「・・・電話、繋がらへんし、」
さゆ 「なんで、家知ってるの、」
拓 「前、偶然、見かけてん、
カレシ?と出てくるとこ、」
さゆ 「い、つの話、」
拓 「そんなん、どーでもええわ、
なんやねん、ほんま」
さゆ 「こ、わいよ、
なにが、」
拓 「なに?おれ、何かした?
なんで?
急すぎて、」
さゆ 「話すこと、ないよ、」
そうだよ、オートロックだもん。
さっさとエントランス、通っちゃえばいい。
そう、思って。
走って鍵開けて。
通ったのに。
ほんと、この人、足も速い。
エレベーターに乗ったら。
ほんと、この人、力も強い。
閉まりかけたドア、無理矢理こじ開けて、入ってきた。