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全然連絡する暇もなくて。
やっと連絡できたと思ったら。
まるで人、変わったみたいに。
何が、
あってん。
さゆ 『・・・もう、会わないよ、』
大好きな、声、
震えて。
拓 「・・・なんで?」
どー、してん、
急に。
さゆ 『も、しんどい、
やめる、全部、』
し、んどい?
やめるって、何?
やめるとか、
やめへんとか、
そういうこと、
ちゃうやん。
恋って。
走って、逃げてった、
あの時、
もう、そんなん思ってたん?
拓 「なんなん、急に、」
なんなん。
さゆ 『もう飽きたでしょ、やめよ、
もぉ、
連絡いらない、
色々ありがとう、』
あ、きた?
飽きた?
な、んで?
おれ、何した?
あんな甘い時間、
覚えさせて。
あんな、甘い快感、
覚えさせて。
あんな、かわいくなるって、
覚えさせて。
拓 「ちょ、なんで⁈なんなん⁈」
ありがとう、って、
なんなん。
なんやねん、ほんまに。
ありがとう?
は?
何、勝手に終わった気になってるん⁈
ヤリ逃げ⁈
それ、男がするやつちゃうん⁈
切られた電話、
また、かけ直すけど。
電源が入ってないってアナウンスが響くだけ。
な、んで、急に?
わけ、わからへんやん、
強引すぎた?
ほんまは嫌やった?
下手やったとか?
それとも、
ほんまに純喜くんに見られた?
あんだけ、
マーキングしてたら。
そら、
見られたら、あかんやんな。
でももしそうやとしても、
それで離れられるんやったら、
おれより純喜くんが大事やったって、
突きつけられただけ。
待ち受けのさゆさん、
見つめて。
我慢、
できひんくなって。
なんで?
なんでなん?
手に入れたと、思ったら。
すぐ、消えた。
無理やん、
もう、
さゆさんのおらへん人生、
考えられんやん。
これが、
ほんまの恋やん。