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純 「失敗してなかったんちゃう?
てか失敗って何?w
今なら、戻れるで?
かけ直しーや、」
スマホ、わたしの前に、ぶら下げて。
また、怖い顔。
さゆ 「・・・な、んで、そんなこと、」
純 「言うの?って?
そんなん言わす?
戻らない、かけ直さない、純喜を選ぶ!
って、言うてくれるん待ってんねや、」
そう、言いながら、
スマホの電源、落としたから。
さゆ 「・・・・・・・・・」
純 「・・・ま、そら言わんわな。」
さゆ 「元々、
わたしからは連絡しない約束なんだよ、」
純 「・・・おもっくそ2番目やん、
なんで、
そんなん、」
なんで、純喜が怒るの?
ルールは、わたしが決めた。
なのに。
さゆ 「・・・それでもいいって、
一瞬でいいって、
手、伸ばしちゃっただけ、
純喜のおかげで、
思い出したよ。
わたしまた、本命さん、傷付けた。
サイテーだ、」
なのに。
あの日の拓実、
忘れられない。
純 「・・・さゆちゃん、、、
もぉ、ええよ、
そろそろ、解放されたら。
そんなん、浮気する男が悪いねん、
さゆちゃん悪くないやん、」
また強く、握られた手、
熱くて、
辛くて、
さゆ 「・・・大恋愛、だもんね。
わたしは、邪魔なのに。
これ以上自分のこと、
嫌いになりたくないのに、」
また、涙が出るんだもん。
ほんとに、
サヨナラするの。
純 「・・・さゆちゃん、」
さゆ 「・・・電話番号、
替えてくる。
繋がってるの、
電話だけだから。」
わたし、ほんと愚か。
まだ、手が届くかもって、思ってる。
サイテーすぎて、
ほんと、自分が嫌い。
純 「・・・俺も行くわ、
午前中、空いてるし。」
さゆ 「・・・いいよ、
純喜とも、さよならする、
じゃないと、わたし、」
握られた手、
痛いほど、強く。
純 「ええって!!」
さゆ 「じゅ、ん、き」
純 「・・・俺、使ってよ、
忘れんの、大変やろ?
何年、追いかけてきてん。」
自分のこと、嫌いになるために、
拓実のこと、好きになったんじゃない。
さゆ 「でも、」
純 「最初からそのつもりやし。
イジワルいっぱい言った、ごめん。
俺が、幸せにするから。
俺にとって、さゆちゃんは一生1番やで、
てか、唯一やねん。」
さゆ 「じゅ、んき、、、」
真っ直ぐ目を見て、言うから。
純喜が、
全部、
飲み込んでくれるから。