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純 「・・・電話、
鳴ってんで、」
さゆ 「え、?
あ、うん、」
こんな時に、電話が鳴って。
純喜がわたしを解放したと思ったら、
部屋を出て行くから。
怒ったのかなって、思ったのに。
純 「・・・登録してへん番号やで、」
さゆ 「あ、荷物、取ってきてくれたの、」
玄関に落としたままだった荷物、
わざわざ取ってきてくれた、
けど。
その、
番号、
もしかして、
純 「・・・拓実やったり、して、」
そう言って、笑った顔、もっと怖い。
さゆ 「・・・ち、がうよ、」
純 「・・・ほな、出て?早く、」
さゆ 「じゅ、んき、
いいよ、あとで、」
純 「出てって、言うてるやん、」
そう言って、純喜は通話ボタンを勝手に押した。
スピーカーにして。
拓 『もしもし?
おっそ、出んの、』
やっぱり、
拓実だ、
純 「ほら、ね、?」
怖いよ、
わたしを見下ろす、その笑顔、、、
拓 『もしもし?
聞こえてる?』
純 「話して?」
怖い、ねぇ。
さゆ 「・・・も、しもし、」
拓 『電波悪い?
聞こえへんよ、』
さゆ 「な、んの用?」
拓 『相変わらずやなw
ごめん、
忙しくて、なかなか連絡できひんくて、』
純 「そら忙しいわ、仕事もやけど、彼女もいっぱいおったら」
さゆ 「・・・いいよ、」
すぐ目の前で、
意地悪ばっかり、言うのに。
拓 『体、大丈夫やった?
無理、さしたかも、』
さゆ 「だ、いじょうぶ、」
戸惑うわたしの手首を掴んで、
再び、ベッドに腰掛けた純喜。
わたしを膝の間に引き入れると、
スマホを横に置いて、
お腹に手、回すから。
また、
ぎこちなくなって。
そんなわたしを、嘲るように、耳元で囁くの。
純 「無理、さすようなセックスしてんや?」
さゆ 「っ、やめて、」
拓 『どうかした?』
さゆ 「な、んでもない、
何の用、」
拓 『・・・次いつ休み?』
さゆ 「・・・もう、会わないよ、」
拓 『・・・なんで?』
さゆ 「も、しんどい、
やめる、全部、」
拓 『なんなん、急に、』
純 「俺に遠慮せーへんくてええねんで?」
さゆ 「もう飽きたでしょ、やめよ、
もぉ、
連絡いらない、
色々ありがとう、」
拓 『ちょ、なんで⁈なんなん⁈』
電話、
切ったけど。
手、
震えて。
その手、
純喜が強く、
握るから。