心を衝く
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あれから。
とりあえず、連勤、こなして。
純喜から、LINEはちょこちょこくるけど、
予定が合わなくて会えていない。
次、会ったら、
言おう。
別れようって。
そう、決めたのに。
そんな時に限って、なかなか会えない。
忙しさと、申し訳なさに苛まれながら、
毎日を過ごしていたある夜。
また、夜勤中に救急外来へヘルプに行ったら。
瑠 「・・・さゆちゃん?」
さゆ 「・・・瑠姫さん!!」
びっ、くりした。
なんで、
瑠 「いやー、ごめん、ヘマしちゃって。」
左手の小指を見せて、苦笑いする瑠姫さん。
さゆ 「どーしたんですか⁈
・・・あ、
でも上手に固定してもらってますね、
先生すぐ来ますから、」
瑠 「ビックリ、
ここで働いてるのは
結衣ちゃんから聞いてたけど、」
さゆ 「普段は病棟なんですよ、
たまに、
こうしてお手伝いに来たりするけど、」
瑠 「・・・ここさ、
拓実、入院してたよね?」
知、って、たんだ?
さゆ 「え⁈
そ、そうなんですか?
すみません、全然知らなくて、
ほら、個人情報とか、あるし、」
知らない、フリ。
しないと。
瑠 「・・・そーなんだ、
さゆちゃん、
整形の病棟って聞いたから、」
さゆ 「あ、、、結衣ちゃんから?」
瑠 「うん、」
さゆ 「そう、ですけど、知りませんでした、
名前とか、伏せてたのかも、」
だめ、だよ、バレたら。
それとも、もう、いい?
どうせ、次は、ない。
夢みたいな、時間だっただけ。
瑠 「そっか、」
さゆ 「あ、先生来ました、」
瑠 「若い先生なんだね、」
さゆ 「あー、はい、でもちゃんと専門医なので、
ご安心ください。」
・・・拓実の主治医だった、
医師 「お待たせしました、
患部、見せていただけますか?
とりあえず
レントゲンオーダーしといて、」
そしてわたしの、
さゆ 「はい、」
元カレ。
医師 「さゆちゃん、
レントゲン終わったら、固定するから、
準備しといて、」
いらない、過去。
さゆ 「はい、」
患者様の前で、“ちゃん”とか、
下の名前で呼ぶの、やめてよ。
そう言って、腕を触られるだけで、
吐き気がする、
のに。
この人はいつも、
自信あり気に、ほくそ笑んでる。
