独占欲
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リビングへ戻ると、
電話は拓実からだった。
咄嗟に。
切ればいいものを、
出ちゃうんだもん。
これが、
強火拓実JAMの悪いところだね。
拓 『・・・おっそ、
何してたん、』
さゆ 「出れる時と出れない時あるでしょ、」
拓 『仕事?』
さゆ 「帰ってたよ、」
拓 『日勤やったんや、おつかれ。』
さゆ 「なに?」
拓 『冷たっ、
明日のこと、』
さゆ 「あ、あー、うん、」
拓 『今から地図のURL送るし、
10時にそこ来て、』
さゆ 「は⁈」
拓 『説明、むずいねん、』
さゆ 「なに⁈」
拓 『じゃあ、明日10時、』
さゆ 「ちょ!待って!」
拓 『なに?』
純 「さゆちゃん?」
さゆ 「じゅ、んき!」
窓の開く音。
純喜の声。
電話越しの、推しの声。
全部、全部重なって。
慌てて、
電話を切ったけど。
聞こえてた?
どっちに?
どっちに聞こえてたら、
困るの?わたし。
自分でももう、
わからないよ。
結局、
向いてないんだ、
悪いやつ。
純 「電話、さゆちゃんのやったろ?
大丈夫やった?
仕事?」
さゆ 「んーん、大丈夫。
ごめんね、戻ろ、」
純喜には、
聞こえてなかったみたい。
ほんの少し、安堵して。
純 「仕事ちゃうかった?」
さゆ 「うん、友達、
明日のことで、」
純 「そっか、よかった。」
さゆ 「持って来てくれた料理、
もったいないよ、食べよ、
わ、ビールぬるい〜、
氷入れちゃおっかな、」
純 「氷⁈
聞いたことあれへん!」
さゆ 「わたしたまにするよw
一回結衣ちゃんと行ったお店でね、
そういう飲み方で
出てきたことあるんだぁ、」
何かを隠すみたいに。
慌てて、たくさんしゃべるけど。
純 「ほんま好きやねんな、」
純喜は疑うこともせず、
わたしに笑顔で返してくれる。
さゆ 「実はね、好きなんだよ、」
こんな人を傷付けて、
いいのかなって、
純 「知ってるわw忘れたん?
俺にビールぶちまけたんw」
それでも一瞬の拓実がほしいの?って、
自問自答するけど、
さゆ 「ごめんなさいー、、、」
答えなんか、
出ないんだよ、
純 「あはは!ええよ、全然、
おかげで一晩楽しかったし、
俺的にはありがとうのやつ、」
最愛の推しには、
弱いんだよ、みんな。
さゆ 「純喜ってほんと、
優し過ぎて損するよ、」
純 「そんな損の仕方ある?w」
純喜、
ごめんね。
その日はそのまま残りをおいしくいただいて、
結衣ちゃんが帰る前にって、
名残惜しいけどって言いながら帰って行った。
