独占欲
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さゆ 「ほんとはねー、
好きなんだよ、」
その言葉。
純 「ビールやろ?」
いつか、俺に向くって信じてる。
さゆ 「うん、」
なのに。
少し落ち込む、めんどくさい俺。
純 「そっか、」
好きやねんなって、
ビールのこと。
俺が好きって言うても。
好きって返ってはけーへん。
もー少しだけ、我慢。
きっとそのうち、
わたしもって、
わたしも好きって、
返してくれるって、思ってるから。
それまで、
俺を知ってもらう時間やって、思うことにする。
さゆ 「どうかした?
あ、これおいしいよ、
はい、あーん。」
純 「え⁈なに⁈」
突然目の前にやってきた、
ひと口サイズのおいしそうな料理。
まさか、そんなんしてもらえるって
思ってへんかったから。
さゆ 「なにってw
先にそっちがしたのにw」
そう言って笑うさゆちゃん、最強。
さゆちゃんが綺麗な持ち方で持ったお箸ごと、
捕まえて。
純 「待って!食べる!食べるし!」
めっちゃ慌ててる俺w
さゆ 「なにそんな必死にw
ほんっと純喜おもしろい、
純喜はいつも、笑顔くれるね。」
そのセリフは、
誰かにはいつも泣かされてるってこと?
って思う俺は勘ぐり過ぎてんねん。
純 「・・・おう、
笑顔以外も、あげるからな。
俺の、全部、さゆちゃんのやで、」
さゆ 「・・・わたし、の?」
そう言って、表情が固まったさゆちゃん。
純 「うん。
全部、全部。
俺は絶対裏切らへんからな。」
本心のつもりやってんけど。
ちょっと、
踏み込み過ぎたかも、とも、思ったよ。
でももう遅かってん、、、
さゆ 「・・・もしかして、
結衣ちゃんから何か聞いた?」
下を向いて、
ぽつりと話したさゆちゃんのリアクション見てたら、
あかんかったって、
気付いた。
俺、デリカシー?ってやつ、ちょっと欠けてた、、、
純 「・・・ごめん、
ちょっと無理矢理、話してもろた、」
さゆ 「・・・そっか、
どこまで聞いたかわかんないけど。
だからわたしに付き合おって、
言ってくれたんだね、」
純 「それはちゃうやん!!
それは、ちゃうよ、
ほんまに、好きになってしもてん、、、」
さゆちゃん、
まっるい目に、
いっぱい涙溜めて。
ほんま、
ごめん。
