無知の知
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汐 「なんっか、
約束とちゃう気がすんねんけど、」
さゆ「え、?
あ、つるぼーくん、」
汐 「おまえ、がんばるどーのこーの、
言うてへんかった?
隣の席がこんなオーラ暗かったら
ほんま気分悪いねんけどw」
さゆ「ひどw
鶴房くんも割と暗いよ?w
暗いってか、恐いってか、、」
汐 「・・・まぁ、
こんなけ騒がれてたらなぁ?
結局あの宣言はウソやってんな?
わたしぃ、がんばるからぁ!ってやつ」
さゆ「そんな言い方してないw」
全校集会の後、
教室へ戻っている最中に、
背後から声をかけられて。
振り返ると、おっきなクマさん。
眉間にシワを寄せて、なのに、あったかい表情で。
鶴房くんって、ほんと優しいよね?
なんで誰も気付かないんだろう、。
汐 「ほら、
これ、」
さゆ「え?なに、イヤホン?」
汐 「貸したるわ、今日1日。」
さゆ「え?」
汐 「残念ながら繋がってんの、俺のスマホやから。
俺のお気に入りしか、かかれへんけどなw」
さゆ「・・・鶴房くん、、」
ぶっきらぼうに、突っ込まれたイヤホン。
あったかくて、。
さゆ「・・・ありがと、」
汐 「うるっせw
まぁ聞け、」
聞こえてるんだよ、さっきから。
“やっぱり?w”
“別れたんじゃない?”
“最初から遊ばれてたのにねぇ”
“川西先輩と釣り合うはずないからw”
“1年なのに勇気あるよねw”
鶴房くんのイヤホンが、
遮ってくれる。
さゆ「・・・これ、BTSじゃん!
意外!鶴房くん、K-POP聞くんだ⁈」
汐 「まぁ、それなりに?」
さゆ「それなりの割には、
結構いい選曲なんだけど?」
汐 「せやろ?w」
鶴房くんの、意外な趣味と、
結構マニアな選曲に、
癒されて。
いらない声も、
かき消された、。
先輩の、視界にも入らなくて、
なぜか、ツライって気持ちも少し、
かき消された、?