無知の知
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
無理矢理、
連れてかれたのに。
今度は無理矢理、
追い出されて。
ハテナマークだらけで、帰宅した昨日。
珍しく、距離感バカ男からのメッセージはなかった。
なんでそんなことが、気になるの。
どうせ、返信なんか、しないくせに。
それから、
どうやら先輩は距離感というものを学習したようで。
週末まで全く先輩と会うことはなかった、
のに。
やっぱり会わなきゃならない、
週始めの全校集会。
拓 「・・・・・・・・」
さゆ 「・・・・・・・・・」
それでも、
先輩と目も合うこともなくて。
なんなら隣なのにわたしを視界に入れることもなく。
オトモダチ、しようって思った途端、これ?
なんて。
わたしはバカだね?
これを望んでたのに。
少し、近付いたからって、
驕ってた。
わたし“は”大丈夫、
わたし“は”先輩の視界に入ってる、
わたし“は”もしかしたら先輩の“特別”、
なんじゃないかって、。
そんなわけ、ないじゃん。
わたし“も”いらない。
先輩にとっては、わたし“も”その辺の女の子と一緒。
バカだなぁ。
それがこんなにツライなんて、。
頭の中、
めちゃくちゃだよ、。
先輩がいなきゃ、
夢だった平穏無事な高校生活が送れるじゃない!
何を悲しむ必要があるの。
“好き”
って、
これなのかな、。