桜の季節
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莉乃 「さゆちゃん!!
川西先輩と知り合い⁈」
さゆ 「知り合い⁈ちがうちがう!
ちがうから!」
莉乃 「そうなの⁈
すごいよ!
川西先輩、ほとんどしゃべらないんだよ!
なのに話しかけられるなんて!」
さゆ 「ほとんど、しゃべらない、?」
莉乃 「有名なんだよ!!
冷徹で、ツンツンで、他人に興味なし!
それがまたいいんだってw」
さゆ 「へぇ、、、」
どーでも、いいよ。
話したきゃ、話せばいいし。
話したくなきゃ、話さなきゃいいし。
そんなことで騒がなくても。
わたしはわたしの高校生活が、
不安で不安で、、、
景 「加藤さんいる??」
さゆ 「っお!!」
にいちゃん!!
なにしに!!
昼休み、
お弁当タイム。
お気に入りの菓子パン。
毎日同じの、食べるんだよね。
飽きないの。
莉乃ちゃんはお母さんの手作り弁当。
いつも鮮やか。
「か、加藤さん!!
呼んでるけど!!」
さゆ 「あ、うん、
ありがとう、」
莉乃 「さゆちゃん!
がんばって!」
さゆ 「なにを⁈」
莉乃ちゃんのナゾのガッツポーズを背に、
教室中の注目を浴びながら、
お兄ちゃんに睨みをきかせて突撃。
後ろのドアを出て、
お兄ちゃんの胸ぐらを掴んで廊下を邁進し、
人影の少ない階段下へ拉致。
さゆ 「なに!!」
景 「いや、
全校集会で男としゃべってたじゃん?」
さゆ 「しゃべってたってか、」
景 「あいつはダメ、
絶対!」
さゆ 「なにが!!」
景 「2度と絡むなよ、」
さゆ 「うるっさいな!
言われなくても絡まないよ!!
そんなこと、家で言えばいいじゃん!
注目浴びたくないんだよ!!
お兄ちゃんこそ2度とやめて!」
景 「ごめん、、、」
さゆ 「・・・もう行くよ、」
景 「さゆ、コレ、好きだろ?」
さゆ 「あ、うん、」
景 「あげる、いっぱい太りな?」
さゆ 「・・・お兄ちゃんのばか!」
甘ーい、ココア。
お兄ちゃんは飲まないのに。
わたしのために、買ってきてくれたんだね。
お兄ちゃんのこと、
嫌いなわけじゃない。
だけど、
学校ではほんとにやめてほしい、、、
もうイジメられるのは、懲り懲りなんだよ。